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2006年7月24日更新

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ニューヨーク留学紀
Studying in New York！

　留学や仕事で海外にすんでいる方にメディアを通した目ではなく、ご自分で見たこと、聞いたことを伝えていただくコーナーです。
　第2回目はニューヨークにお住まいのひろこさんです。

プロフィール

名前・・・・・・・・・
現住所・・・・・・・
出身地・・・・・・・
職業・・・・・・・・・
在住・・・・・・・・・

ひろこさん
ニューヨーク
埼玉県熊谷市
学生
2005年10月から

　熊谷市のみなさんこんにちは。私は熊谷女子高校から正規留学（海外の大学で学位をとること）をしている２２歳の大学生です。
　私は最初ニューヨークのコミュニティーカレッジ（２年制大学）にいってから４年制へ編入しました。この編入コースはアメリカ人にも留学生にとっても一般的なものです。コミュニティーカレッジの方は学費が半分くらいなので経済的で、しかも４年間の留学中で２つの環境を体験できるので人気があります。

コミュニティーカレッジでの２年間 Community College

コミュニティーカレッジにきた最初の夏

　私がコミュニティーカレッジで体験したことはどれもすばらしいものでした。コミュニティーカレッジというのは地域に根ざしたものなので、特に成績は関係なく、経済的にも誰もがいきやすい大学なので、いろいろな人たちが集まります。同い年の生徒から年配のひとたち、いろいろな人種の人たちに出会いました。みんなとにかく自由に自分たちを表現する、それがなにより美しいと思いました。
　黒人の生徒たちは寮ですぐにおどりだすし、天気がよければそこにいるひとたちでわいわい外でスポーツをする。一人できもちよさそうに歌をうたっていたり。それからもう一つすごいと思ったことは、留学生でも差別なく受け入れられるところです。例えば生徒会活動もアメリカ人と同じように参加することができたり。

ピアノが結ぶ縁

学校のロビーのピアノ

　私はコミュニティーカレッジではよくピアノを弾いていました。ピアノがロビーにおかれている建物があり、どの生徒も自由に弾くことができました。私も弾いて通る人たちがよろこんでくれるのがうれしかったし、他の人のピアノをきいて楽しむこともよくありました。
　また、ピアノをそこでひいていることで音楽に興味のある人たちや作曲をする友達などに出会えた場所でもありました。自然はきれいで、空は大きく、夏草の青々とした景色が印象的な場所での２年間でした。

NYシティ

NYシティでの一枚

　友達のオープンカーでドライブをしている時です。私のすんでいる田舎のニューヨークとはまた違った一面です。２４時間眠らないまちです。シティまでは３、４時間程度。バスで月に１度くらい行きます。

４年制大学！Four Year College

アパート

　昨年４年制大学に編入し、同じニューヨーク州立内でも環境が違うことをかんじました。４年制大学ではもっとコミュニティーカレッジよりも勉強や就職に対して力をいれているので競争も激しいです。それから大学自体が大きいのでなかなか人とのコミュニケーションが短大と比べ少なくなっていると思いました。
　１年たった今はクラブ活動を通して仲良くなった友達や、アパート暮らしを通して一緒にすんでいる子たちと自分たちの国の料理をつくりあったりし、コミュニティーカレッジの頃とはちがった人との関わり合いを学ぶことができています。私の学校はとくにアジア人の割合が多く、特に韓国人の友達が多いのですが私には人と時間やものを共有することを大切にしていてそういう彼ら文化から多くを学んでいるように思います。いろいろな国の文化を学べてしまうのもアメリカの魅力です。
　今年の夏からのアパート暮らしは買い物や食事などいつも友達とすごせる楽しい時間の連続です。

今までの留学生活からThinking Back My Life in NY..

　私が留学生活から得たことは日本では出会ったことのないような人たちやその人たちの生き方にふれることです。毎回大きな発見があります。すばらしいことを学ぶなかでももちろん悩むこともあります。
　将来は日本で働いているのか、アメリカで働いているのか、など。外国にいることは毎日が冒険ですが、そのかわり“Home”から離れている時間が多いということです。私にとっては日本や家族です。日本で何がおこっているか、肌で感じることは少なくなり、働きだす前に家族とのかかわりあいも一緒に住める時間も休み中に帰ったときだけです。
　そういった中で私はどれだけ日本という自分の文化や祖国をもっていること、それから家族の大切さをかんじることができます。これから就職活動などもはいってき、忙しくなりますが、あと一年の留学生活を多いに学んできたいと思います。

取材日：2006年7月20日／取材記者：ひろこさん

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