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2006年9月30日更新

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ジャカルタ2

　留学や仕事で海外にすんでいる方にメディアを通した目ではなく、ご自分で見たこと、聞いたことを伝えていただくコーナーです。
　第4回目は第1回目に登場した象さんです。

インドネシア

ブーゲンビリア

　前回は地震の話になってしまったので、今回はインドネシアの紹介をしたいと思います。正式にはインドネシア共和国で1945年に独立を宣言しました。
　総面積は日本の約5倍、190万平方キロに13000もの島があります。気候は高温多湿で4月から9月が乾季、10月から3月が雨季になります。ジャカルタの時差は日本より2時間遅れ、バリは1時間遅れです。人口は約2億人で世界で4位、ジャワ島に人口の60%が集中しています。宗教は約90%がイスラム教です。
　言語はインドネシア語が国語ですが、他民族国家のため地方には独自のことばも多くあります。

ジャカルタ

　　
モナス

　インドネシアの首都ジャカルタは政治・経済の中心地で人口1000万人以上、日本の東京のような感じです。独立記念塔・モナスの南、タムリン通りからスディルマン通りは高層ビルが立ち並び日系企業も数多くみられます。私の勤めている会社もこの大都会の真ん中にあります。
　道路は常に渋滞、初めて来たときは驚きましたが、今ではこれが普通になってしまいました。しかも走っている車の多くは日本車です。バスも地元の人には重要な交通手段、まだ乗ったことがないので、いつか乗ってみたいと思っています。私の通勤はタクシー、予約してあるので毎朝決まった時間にアパートに迎えに来てくれます。おかげで運動不足、日本にいたころよりもだいぶ太めになってしまいました。

買い物

モスク

　日常生活で必要なものはほとんど手に入ります。プラザ・インドネシアには
そごうも入っています。一流ブランドのショップも入っているのでウィンドウショッピングも楽しめます。サリナデパートはスカルノの乳母の名前がついたそうで、古いですがお土産はそろうかも・・。大型のショッピングモールもたくさんできているので楽しめます。でもお値段もそれなりです。

住まい

プール

　私の住んでいるアパートは会社で探してくれたもので、やや古いです。この国の中産階級以上の人や私のような外人が多く住んでいます。社長曰く、テロに合わないアパートだそうです。メイドさんを雇っている家族もたくさんいます。27階建ての21階に住んでいますので見晴らしはいいのですが、お隣のビルの中も見えてしまうのはちょっと困りますね。アパートを探してもらうときにセキュリティだけは厳重なところでとお願いしました。こちらではマンションということばはありません。受け付けには24時間ガードマンがいてカードがないと入れない仕組みになっています。眼下にはモスクがあり、来たときには朝の4時にはお祈りの声で目が覚めましたが、今では寝ていられるようになりました。このような高層のアパートが何棟か建っています。9.11のようなことがあったらと思うとちょっと心配ですね。
　部屋は15畳くらいのリビングと10畳ほどのベットルームに6畳ほどのキッチンとバス・トイレ。1人暮らしには広すぎますね。ベットの大きさはクィーンサイズ、母が来たときは一緒に寝てもOKでした。家具やテレビ、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、お皿まで備え付け。外人向けなんでしょうね。体一つでOKです。アパートの駐車場の脇にはコンビニもあります。最低限必要なものはここでそろいます。

生活

植木屋さん通り

　去年の9月に来て、もうじき1年、やっとこちらの生活にも慣れてきました。
先日バリに来た両親はインドネシア語がうまくなったと驚いていました。ビジネスは英語、同僚とのおしゃべりはインドネシア語ですから、当然ですよね。でも家に帰ればNHKを見てますから日本語も忘れていません。
　仕事はコンサルタント会社の日本語窓口、社内外の日本語教育担当、といったところでしょうか。最初は日本語学校の先生になるつもりで来たのですが、そこは波長が合わずに今の会社と波長が合ってしまったのです。不思議なものですね。当然ながら外人は私一人、今ではすっかりなじんでいます。

では、今回はこの辺で失礼いたします。

取材日：2006年9月12日／取材記者：象さん

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