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2007年3月7日更新 →バックナンバー
今回の趣味 スイス チューリッヒから


 留学や仕事で海外にすんでいる方にメディアを通した目ではなく、ご自分で見たこと、聞いたことを伝えていただくコーナーです。
 第9回目はチューリッヒ郊外にお住まいのひろこさんです。

 チューリッヒはスイス北部にあるスイス最大の都市です。金融・経済・商業・文化の中心地で、国際サッカー連盟(FIFA)を初めとし、多くの国際機関、国際団体の本部があります。人口は40万人弱。日本との時差は-8時間。ただし、3月最終日曜から10月最終日曜までの期間はサマータイムを実施しているので、日本との時差は-7時間です。


プロフィール
ひろこさん 名前・・・・・・・・・
現住所・・・・・・・
出身地・・・・・・・
職業・・・・・・・・・
在住・・・・・・・・・
ひろこさん
スイス、チューリッヒ郊外
埼玉県本庄市
主婦
1989年からヨーロッパ在住

ヨーロッパに住むようになって、18年
スイス チューリッヒから スイス チューリッヒから
  去年の3月に大雪が降った翌日に、  つい先日、自宅のバルコニーから。  
自宅のバルコニーから撮影。        最初の写真と対照的に、
                        いかに暖冬がかわかると思います。

 私は今、オランダ人の夫の転勤に伴い、11歳の長男と4歳の長女と共に、ここチューリッヒから10Kmほど離れた街のチューリッヒ湖沿いに住んで、4年目を迎えたところです。ヨーロッパに住むようになって、すでに、18年が経ってしまいましたが、その間に住んだ国も、フランス、イギリ ス、オランダ、イタリア、そしてスイスと5カ国になりました。
 ここ、スイスは西にフランス、北にドイツ、東にオーストリア、南にイタリアと4カ国にかこまれ、話される言語もまた、地域によって4ヶ国語に分かれています。私たちの住むチューリッヒ界隈は、全体の65−70パーセントとされるドイツ語圏になります。ただし、人々の会話は、スイスジャーマンという言語でなされますが、小学校に上がると学校の勉強は全て、ハイジャーマン(いわゆるドイツ語)で習うことになります。
私たちの子供は2人ともインターナショナルスクールに通っているため、残念ながら?スイスジャーマンとはほとんど縁がない生活です。


チューリッヒで使う言語
スイス チューリッヒから
空から見たチューリッヒの街   
 この国の人口のほぼ3割近くが外国人という特殊な環境のせいか、又は、観光地ということもあるのか、英語もかなり通じるので生活に不自由はありません。特に私たちの住む街は、インターナショナルスクールが近くということもあり、同じように転勤で来たたくさんの欧米人が住んでいて、近所のスーパーマーケットでもドイツ語よりも英語を聞く機会が多いくらいです。
 そんなわけで、完璧ではないにしろ、上の子は現在、英、蘭、日、独の4ヶ国語、下の子は日、蘭、英の3ヶ国語を話すわけですが、スイス人にとってはそんなに特別なことではないのでしょう。いわゆるバイリンガルスクール(英、独)というのもかなりあり、“12歳までに3ヶ国語をマスターしよう”という学校の宣伝文句もあるくらいです。つい最近、ドイツ語圏の学校で習う第二言語が、フランス語から英語に変わることになったのも、画期的といえるでしょう。


標高3000mの氷河の上で、シャンパンを
     スイス チューリッヒから スイス チューリッヒから
        標高3000mの氷河上で             Laaxスキー場
 さて、スイスといえば、山。夏も冬も観光客で賑わうわけですが、その美しさは季節を問わず、感動します。つい先週、ヘリコプターでユングフラウなどを観て回り、標高3000mの氷河の上で、シャンパンを飲むという機会に恵まれました。
 今年は記録的な暖冬で雪も異常に少なく、(このあたりでは、まだ1回のみ)スキーをするには、いつもよりずっと高い山を目指さなければなりません。
 スイスの大きなスキー場の多くは、ゲレンデとゲレンデを結ぶ、ゴンドラやリフトのほかに、登山電車もあり、スキーをかついで電車に乗り、次のゲレンデを目指す、というのもまた珍しい光景です。


生活クオリティが高い国
スイス チューリッヒから
ヘリコプターから撮影
 また、チューリッヒは、今世界で1番生活クオリティが高い国といわれ、注目を集めていますが、滞在4年目の私たちもご多分に漏れず、すっかりここでの生活が気に入っています。やはり、これもドイツ語圏という民族性か、全てにきっちりしているので、景観はもちろん、公共の場(トイレも含む)もとても清潔で、快適です。
 ただ一つの難点は、物価が高いところでしょう。その分、スイスの給与水準も高いのですが、特に、外食が高いように思います。ちなみに、家族4人で、Pizzeriaなどで食事をしたとして、日本円にして、最低でも1万5千円はくだらないでしょう。
 これが美味しければ、まだ許せるわけですが、往々にして、期待は裏切られるわけです。とはいえ、夏は湖で泳げ、冬は30分から1時間走ればスキーもできるというこの環境はそれを持ってしても、有り余る魅力のある街です。


取材日:2007年2月27日/取材記者:ひろこさん


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