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中国 旧正月 |
留学や仕事で海外にすんでいる方にメディアを通した目ではなく、
ご自分で見たこと、聞いたことを伝えていただくコーナーです。
第20回目は中国にお住まいのひろしさんです。 |
香港国際空港ロビー |
中国の正月を一緒に過ごしたいと、日本から父母が来た。爆竹や花火で大騒ぎしている光景を見たかったのであろう。
2月7日の午後4時に香港国際空港に無事到着し、ニコニコ顔の両親を出迎えてほっとする。ツアーの海外旅行に出かけているが、ツアー以外の旅行は初めて。 |
出入境検査 |
腰を痛めている父のために、ゆったりできるワゴン車をチャーター。もちろん運転手付き。
「手続きはどうするの?」と、心配性の2人を乗せて私の住むまち「深せん」に出発。
香港に隣接する市であるが、出入境検査の手続きが必要。慣れてしまえば良いが、これは旅行者にとっては煩雑である。とても2人にはできない。
鉄道、道路、海路それぞれ出入境検査の場所が設けられているが、車での出入境検査が一番楽。特に現地の運転手がいればなおさらである。香港からの出入りは車に乗ったまま手続きを済ませることができる。 |
ホテルの正月飾り |
奮発して、シティホールの近くの5星ホテルを予約。次から次と、一流ホテルも開業している。 |
ショッピングセンター
ショッピングセンターパティオ |
ホテル近くのショッピングセンターの各テナントで日本のイオンが出店している。中国料理が不得意な父の食材を確保しに出かける。私も日本のスーパーの出店で助かっている。食材をはじめとした生活用品はほとんど揃う。
それにしてもここも静か。 |
深せん市街遠望 |
私も深せんで旧正月を過ごすのは初めてである。700万都市が、こんなにも静かになるなんて、思っていなかった。このまちを故郷にする人は少ない。ケ小平のきもいりで新しく創られた都市だから、ここから皆故郷に帰省してしまった。
会社で一緒に働くスタッフが、お休みが取れなければ会社を辞めるなどといっていた。それほど、正月に故郷に帰りたいようだ。 |
深せん駅前の人だかり |
宿泊場所がシティホールはじめとした経済、行政の中心地であることから、当然正月休みで静かである。
それでは、駅前に出かけてみようと、タクシーをとばす。道路はすいているから普段よりスピードを出し、20分ほどで到着。
ホテルの前で、ようやく正月らしい風景に出会う。「ちょっと拍子抜けだけど、ゆっくり出来ていいか」と2人。明日は、香港、マカオにでも案内するか。今回は、静かな中国の旧正月でした。 |
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