さて、REDIPプロジェクトはQualityとEqualityをモットーに、すべての学校に
共通の支援を行っています。教育現場でプロポーサルを作ってもらい、それに応じて予算配賦。現場で不要な支援を排除し、本当に必要な支援をしていこうという狙いです。
先日、TPKという校長、学校委員会、地域代表者で構成される組織の訪問をしてきました。場所はプカロンガン。
バティック(ろうけつ染め)を少しでも好きな人なら「プカロンガン・バティック」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。そうです、この県はバティックの名産地です。
プロジェクトが始まってから5年。プロジェクトとして成熟しており、地方政
府、学校、地域のコミュニケーションがスムーズに行われているのがよくわかりました。インドネシアでは日本以上に地方分権化が進んでいて(どちらがいいというのは言えないと思いますが)地方教育の発展のためには、地方政府と学校との良好な関係がはずせません。その関係がきちんとできている、きちんと交流があるということだけでも、たいしたものだという印象があります。一方で、汚職の手垢でベタベタの地方政府は、教育予算をどんどん削ってしまうという悲しい現状もあります。 |