上海のマンションはいくら高級でも、全部内階段で、何かあったら、逃げられないと思います。夜になると、階段にお化けが出てきそうなくらい真っ暗になり、しかも重いドアをあけてやっと明るい廊下に入れるという構造で、運動目的に使う人はいないでしょう。地下室の自転車置き場も駐車場も不気味な感じで、最初は嫌々入りましたが、いつも怖くて、すぐ出てしまいました。
どの部屋にも消火器を置いてないし、市民の防災意識も薄いです。中国人の友達は36階マンションの最上階を購入して、賃貸にだしました。隣の住人に「もし何かあったら、お互いに壁を潰して非難しよう」と冗談半部で相談したけれども、変人だと白い目に見られました。彼の日本人の奥さんは今回の惨事を見て、家を売りたいと心配そうな顔をして言いました。なぜなら、何の保険も入ってないので、何かあったら、ゼロになるからです。本当に家の保険に入るという事を聞いたこともありません。確かに、今まで、私たちと周りの人たちは何もなかったけれども、あの真っ黒に焼き焦げたマンションの痕を考えるとちょっと身震いします。 |