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北欧デンマークの暮らし
〜デンマークの子育て事情〜 |
留学や仕事で海外にすんでいる方にメディアを通した目ではなく、
ご自分で見たこと、聞いたことを伝えていただくコーナーです。
第40回目はデンマークにお住まいのゆみぞうさんがお送りします。 |
名前・・・・・・・・・ゆみぞう
現住所・・・・・・・デンマーク オーフス市
出身地・・・・・・・熊谷市
職業・・・・・・・・・学生
在住・・・・・・・・・2002年5月から |
自己紹介
家族はデンマーク人パートナーと2人の娘(3歳、6ヶ月)の3人。福祉先進国デンマークで感じた事をお伝えしたいと思います。学校で栄養学を学んでいますが、現在産休中です。 |
こちらでは3歳以下の子供はvuggestueと呼ばれる保育園、もしくは託児所に通います。共働きが多くいるので母親の職場復帰に合わせ、1歳に満たない子もたくさんいます。3歳になると皆boernehaveと呼ばれる保育園に移ります。日本の保育園、幼稚園とは違い、基本的に個人個人のスケジュールにあった時間数、時間帯を決める事が出来ます。 |
長女も3歳になり、今月からboernehaveに通う事になりました。初日の今日はお父さんも一緒に行きます。デンマークでは子育ては父親、母親平等。保育園の送迎だけではなく、お父さん達は積極的に育児、家事をこなします。母親が最初に6ヶ月、その後父親が3ヶ月産休を取るパターンが多いです。日本ではなかなかそうはいきませんね。 |
保育園では場所にもよりますが、決まったスケジュールがあまりありません。長女の保育園では朝の歌の時間、食事の時間以外は皆好き勝手に遊んでいます。紙をはさみで切って遊ぶ子や、お姫様のドレスを着て走り回る子もいます。小さい頃から自分で興味のある事を見つけることに慣れるため、個性や自主性が育ちます(集団行動は苦手かも?)。 |
この保育園の一番上のクラスは毎日専用バスに乗り森へ行って遊びます。ところが自治体の財政難のために予算を減らす案が出ており、そうなると子供達は森へ行けなくなります。そこで親達が集まり、市庁舎でデモが行われました。保護者達はこうしたデモも頻繁に行います。意見がある時は人任せにしない点は見習いたい所です。 |
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