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川上 弘美 |
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幻冬社 |
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560円(税込) |
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2000年8月 |
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第10回目のご紹介はみのりかわさん。 |
とても不思議でちからの抜けたファジーな作品 |
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小説だけれど、そうでないかもしれない。おとぎ話のようで、詩のようでもある。とても、不思議でちからの抜けたファジーな作品。
ひらがなを多用した文体からうける印象は、真綿でくるまれたようなぬくぬくとしたやさしさである。
著者がつく「うそ」のなかでひとびとが交す会話もまた、心にやさしく響き、ふとした一言が強い説得力を持っていたりする。
人を好きになるってなんなんだろう、いとしいってどんなことだろう。そんなことをゆっくりと訴えてくる、川上弘美ならではの作品である。 |
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