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くまがやねっと情報局
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2013年10月2日更新 →バックナンバー
今回のテーマ

めぬま郷土かるたで妻沼の歴史を知る


 熊谷市立江南文化財センターは、「つくる、しる、ふれる」を基本コンセプトにして、市内の文化遺産として伝えられた「文化財」の収集、保管、調査および研究を行うとともに、これらの文化財の活用を図り、未来へ継承していく仕事をしています。
 「熊谷市文化財日記」を通して、市内にある素晴らしい文化遺産を多くの皆様にお伝えすることができたら幸いです。さあ、文化財という新たな旅へ一緒に出かけましょう。

江南文化財センター  TEL 048-536-5062
熊谷デジタルミュージアム
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めぬま郷土かるたで妻沼の歴史を知る


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 「めぬま郷土かるた」は、昭和62年に、当時の妻沼町内の各小・中学校の児童・生徒及び教育委員会が制作したものです。当時の資料をそのまま掲載していますので、現在の状況と異なる内容も含まれています。
 この度、「めぬま郷土かるた」web版を熊谷デジタルミュージアムにUPしました。かるたの絵札をクリックすると、読み札とその説明画面が表示され、Googleマップを使用したオリジナル地図を作成しましたので、描かれている絵札の位置を地図上で確認することができます。

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 また、めぬま郷土かるたのPDF版も公開していますので、ダウンロードしてお楽しみください。
 ・ 「めぬま郷土かるた」web版はこちらからご覧ください。


めぬま郷土かるたの一例


 「荻野吟子 俵瀬生まれの 女医一号」
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     荻野吟子生誕之地史跡公園
荻野吟子
妻沼が生んだ日本最初の女性医師
ドラマティックな栄光と波乱の生涯

 荻野吟子は、寛永4年(1851)現在の妻沼町大字俵瀬に生まれました。幼児より聡明で、儒学者の寺門静軒が開設した両宜塾で学び、松本万年(ばんねん)に師事します。
 18歳で結婚しますが、不慮の病に侵され2年後に離婚。この治療の際の屈辱的な体験により女医の必要性を痛感し、医師となることを決意します。
 当時、女性には医師の道は閉ざされていましたが、数々の困難を克服し、明治18年医術開業試験に合格、日本公許登録女医第1号となり、35歳で東京の本郷湯島で開業しました。
 後にキリスト教活動で知り合った志方之善と再婚。2人で理想郷建設を夢みて北海道に渡り瀬棚町で開業しましたが、夫の死去で東京へ戻り、医院を開業。63歳(数えどし)で永眠しました。
 その波乱に富んだ生涯が直木賞作家・渡辺淳一の小説「花埋み」、NHKテレビ「風雪」や舞台「命燃えて」で広く世に紹介され、その愛と不屈の根性を慕って、利根川の堤防下に建つ「荻野吟子生誕之地史跡公園」を訪れる人があとを絶ちません。


 「山門に いちょうそびえる 竜泉寺」
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      観音堂(県指定文化財)
善ケ島の竜泉寺
江戸初期の威厳を
色鮮やかによみがえらせた観音堂

 善ケ島の竜泉寺は、古くから知られた真言宗の名刹(めいさつ)。境内の観音堂は三間四面の方形のお堂で、支輪等の様子に江戸初期の特徴をよく表しています。
 細部は和様(わよう)と唐様(からよう)を巧に織り交ぜた県内でも代表的建造物として、昭和34年、県指定文化財に指定されました。平成4年に修復工事が完了しました。御本尊は不動尊明王。山門の大いちょうは、見事です。



作成日:2013年9月30日/作成者:江南文化財センター

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