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おばあちゃんの知恵
2006年2月19日更新 →バックナンバー
今回の知恵 ひな祭り

「♪明かりをつけましょぼんぼりに〜♪」 もうすぐひな祭りですね。
毎年ひな人形は飾るけど、「ひな祭りってな〜に?」と聞かれて答えられない方いませんか?
今回のおばあちゃんの知恵はひな祭りについてお話しします。
ひな祭りの由来
ひな壇 昔の日本には5つの節句がありました。節句というのは季節の節目の身の汚れを 祓うという意味がありました。
人日(じんじつ)→1月7日「七草粥」
上巳(じょうし)→3月3日「桃の節句」
端午(たんご)→5月5日「端午の節句」
七夕(たなばた)→7月7日「七夕祭り」
重陽(ちょうよう)→9月9日「菊の節句」
この上巳の節句が現在のひな祭りになっています。


ひな祭りのお祝い
ひな祭りには雛人形を飾り子供たちの成長を願い、桃の花を供えて、ちらし寿司・ハマグリのお吸い物・菱餅・あられ・白酒等でお祝いをします。
親が子供を 思う心があれば、お祝いの食事はこれにこだわらなくてもいいですよね。うちの子供たちは卵焼きを着たお雛様寿司が大好きでした。
お雛様の並べ方は関東では男雛が右、女雛が左が一般的ですが、京都では逆が多いそうです。古来の伝統にのっとっているのでしょうね。

我が家流・ひな祭りの料理
お寿司 おひな寿司
1.寿司飯を丸く握る。
2.薄焼き卵を焼く。
3.薄焼き卵を半分に折り、寿司飯にまきつ けてさらに上に立たせる。
4.うずらのたまごを 顔に見立て、ご飯の上に飾る。ゴマ、紅しょうがなどで目、口をつける。

ハマグリ ハマグリのお吸い物
1.水に出し昆布とハマグリを入れ、火にか  け、沸騰したらこんぶを 取り出す。
2.酒を少々入れ、あくを取る。煮すぎないよ うに注意。
3.塩・しょうゆで味を調え器に盛り、みつば  を散らす。

あられ
お餅を乾燥させて、小さく割ったものを 油で揚げて、おしょうゆをかけます。

ひし餅

赤い餅は食紅を少量入れて、緑の餅は蓬やあおのりを 入れて作り、赤・緑・白と3段に重ねてひし形に切り、お供えします。

工夫次第でどんな料理もおいしくいただけますよね。
我が家流のひなまつりを 楽しんでくださいね。♪


変わったお雛様
ひな人形 伊豆・稲取の「雛のつるし飾りまつり」
着物の端切れなどで作ったさまざまな布飾りを ひな壇の両側に飾る、この地方独特の雛飾りです。カラフルで楽しい飾りです。温もりを感じられるお祭りですね。
布細工の種類は50種類もあるそうです。ひとつひとつに意味があり、子供へのねがいを お飾りに託して祖母や母が丁寧に縫ったもの、各家庭で飾るものの種類は異なっています。見比べながらみて歩くのも楽しいですね。



取材日:2006年2月16日/取材記者:あきちゃん


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