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花紀行   花紀行 西田昌稔さん
2007年7月30日更新 →バックナンバー

今回のテーマ 第16回
武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩


● 花しるべ
 今年は、雨不足の影響か、ヤマユリの開花が遅れている。7月26日の時点で、梅林・カエデ見本園のヤマユリはほぼ満開。「やまゆりのこみち」は、咲き始めていた。
8月の上旬ごろまでが見頃か?



関東最大級のヤマユリの自生地

 国営武蔵丘陵森林公園は、約1万株のヤマユリが自生しているといわれている。その中の約3千株の開花が見られる。
 紀行文作家の大貫茂氏から電話が入り、久しぶりに落ち合うことになった。7月26日、場所は森林公園。目的はヤマユリの撮影である。
 始めに、「梅林」のヤマユリを撮影して、「やまゆりのこみち」や「カエデ見本園」「コリウスガーデン」「都市緑化植物園」などに足をのばした。
 さすが、関東最大級のヤマユリの自生地と呼ばれるように、園内の彼方此方にヤマユリが咲いている。ヤマユリ独特の強い香りが公園全体に漂っているような錯覚に陥る。

第16回  武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩
梅林沿いに咲くヤマユリ

 

第16回  武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩
 1株に花が纏まって咲いている
 


第16回  武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩
群落から外れて咲くヤマユリも風情がある


第16回  武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩
やまゆりのこみちを入っていくと、赤松の樹林下にも咲き始めている


第16回  武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩
赤みの濃い花も何本か見られる


第16回  武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩
ヤマユリの群落地内にギボウシの群生が


第16回  武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩
赤松林を背景に咲くオトコエシ(オミナエシの仲間)



カラフルな葉が楽しめるコリウスガーデン

 コリウスガーデンまで歩いてみる。まだ地肌が見えるほどで、本来の華やかさはなかったが、確実に葉は育っている。例年の見ごろは、8月に入ってから10月中旬ごろまでである。
 最盛期は、2万株以上、30品種のカラフルな葉と幾何学的な模様が、素晴らしい風景を演出してくれる。これほどに整備されたコリウスガーデンは関東周辺では見当たらない。

第16回  武蔵丘陵森林公園のヤマユリ散歩
コリウスガーデンは、徐々に草丈が伸びている



所在地:埼玉県比企郡滑川町山田1920
問合せ:国営武蔵丘陵森林公園管理センター Tel 0493−57−2111
交 通:・東武東上線森林公園下車
      「公園南口行」バスにて公園南口直通7分
      「(公園西口経由)熊谷行」および「立正大学行」バスにて
      滑川中学校・西口バス停下車
     ・JR高崎線熊谷駅下車 「森林公園駅行」バスにて
      約35分公園西口または公園南口入口バス停下車
入場料:大人400円、小人80円 団体割引あり
駐車料:大型1630円 一般610円 二輪車250円




取材記者:西田昌稔

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