毎年1月には長瀞町の宝登山に咲くロウバイを観に行くようにしている。晩秋から冬にかけて、野外で咲く花が極端に少なくなる。
万花に先駆けて咲くロウバイは、花を撮り歩く写真家にとっては格好の被写体である。
標高497mの宝登山はロープウエイで頂上駅へ上る。改札口を出ると、途端に周辺の空気の濃度が上がり、ロウバイの花が特有の香りを漂わせながら迎えてくれる。 |
ロウバイ園から眼下の山々
遙か彼方の両神山
ロウバイ園からの眺望
ここのロウバイ園は、徐々に拡張が進み、今では約2000uの面積に、
約500株、2000本のロウバイが植栽されている。
素心や満月、和蝋梅の3種類の花が観られる。黄色い花びらは下向きに咲く。外側の花びらは黄色で、内側には紅紫色の花びらがある。素心は内側の花びらも黄色なのが特徴である。
寒明けの日はまだ遠いのに、ロウバイ園の陽だまりには春の気配さえ感じられる。ロウバイ園から望む両神山からは春意の動きが伝わってくる。 |
ロウバイを眼下に両神山を望む
ロウバイの枝間に武甲山を望む
ロウバイの天空には雲が湧く
<掲載した写真は、2008年1月に撮影したものである。> |
所在地:秩父郡長瀞町
問合せ:ロープウエイ山麓駅 п@0494−66−0258
アクセス:〔電車〕 秩父鉄道長瀞駅から徒歩15分
ロープウエイで山頂まで5分
〔 車 〕 関越自動道花園ICから国道140号経由30分
駐車場:200台 |
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