今年は桜の開花が早くなりそうである。
3月22日、昨年より2週間ほど早いが、東秩父村の大内沢花桃の郷へ花旅を楽しんできた。
都心から60km圏内に、こんな閑静で自然環境が残されている村があると知ったのは、著書の取材を始めた頃で、10年位前になる。
この村は、外秩父山地など山々に囲まれた地域で槻川の最上流域で、山の中腹や川沿いに集落がある。村内の約81パーセントは山林だ。
大内沢花桃の郷は、最も高いところが標高400メートルほどである。段々畑を耕していたご夫婦の話では、快晴の日には熊谷の市街が展望できるとのことで、例年、荒川河川敷で開催される八月の花火大会の夜は、花火見学が楽しめるという。
約10haの敷地内には、約7000本の花木が植栽されている。花木の種類は、ロウバイ、マンサク、サンシュユ、ウメ、オカメザクラ、ハナモモなど。因みに、ハナモモの品種は矢口だそうである。
東秩父村役場の駐車場付近には河津桜も咲いている。
高い地域ではオカメザクラやハナモモが満開で、豪華な花の共演が観られた。川沿いの地域のハナモモは開花が遅いようで、月末には満開を迎えそうである。
今年で第5回目になる「花桃まつり」が、3月28日(日)午前10時から午後3時頃まで、大内沢上ノ貝戸センターで開催されるとのこと。
山里であるため、道路が狭く曲がりくねっている。「花桃まつり」など混み合うので、お互いにマナーを守って楽しい花旅にしたいものである。 |
高い地域のハナモモは満開 |
まだウメの花も盛り |
オカメザクラとハナモモの共演 |
オカメザクラの木々が山のよう |
神社の近くに咲くオカメザクラ |
山の中腹の集落 彼方に熊谷の市街地が望める |
サンシュユも点在している |
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