6月8日、熊谷市冑山(旧大里町)にお住まいの由緒ある医院のN先生から電話が入る。「近くの保安寺の紫陽花が咲き始めましたよ。」と花情報をいただいた。9日の午前中、無風状態で薄曇り、花を撮るには絶好の撮影日和。早速、保安寺に向う。しかし、方向音痴は何時ものこと。花紀行を取材する時も何度となく道に迷ったものである。
N先生の誘導で、保安寺へ。住職の角山祥隆さんに紹介していただいた。お忙しいN先生の親切な振舞いには頭がさがる。
熊谷市箕輪180番地にある箕甲山保安寺は、曹洞宗(禅寺)で、開創は慶長18年というから、桃山時代、今から400年ほど前のこと。
境内には1300株の紫陽花が植栽されている。品種も80種を超えるとのこと。紫陽花の植栽を始めたのは、22年前の平成元年。住職自ら手入れをされている。
熊谷市内にはアジサイ寺として有名な能護寺(旧妻沼町)があるが、保安寺も負けず劣らぬ立派なアジサイ寺である。意外と花スポットの穴場。
今年の花の見頃は、一週間から10日くらい遅れているとのことだが、早咲きの紫陽花が見られた。最盛期は、今月の中旬以降か。 |
保安寺の本堂(230年前、安永8年に建てられた) |
山門際のアジサイ |
山門(223年前、天明6〜7年頃建てられた) |
寺域周辺のアジサイ |
境内の散策路は白石が敷いてある |
咲き始めたアジサイ |
住職の角山祥隆さん |
早咲きのアジサイ |
境内の石仏 |
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