6月17日、梅雨晴れの合間を縫って熊谷市永井太田(旧妻沼町)の能護寺を訪れてみた。花は見頃を迎えていた。
能護寺のアジサイは、この花紀行シリーズの第2回目(2006・5・21)に紹介している。さらに溯ると、1999年3月に実業之日本社から出版された著書、「埼玉四季花の名所めぐり」に掲載したのが始まりである。
今回、また能護寺のアジサイを取り上げたのは、わたしの心に残る花風景であるのと、境内の花風景の変化を残して置きたかったからである。
特に、鐘楼堂周辺のアジサイはそれほど極端に変わっていないが、樹木が大きく育って、鐘楼堂を覆う感じになっている。
写真愛好家たちは鐘楼堂とアジサイの取り合わせを撮影しているが、大きくなった樹木に苦労している。
本堂周辺の鉢植えされたアジサイの品種の多さには驚く。全国から集まっているのではないだろうか。
珍しい品種の鉢植えを見られるのもこのお寺の特徴だ。
毎年、アジサイの時期になると必ず訪れるが、約30年前から境内にアジサイを植栽し、参拝者の目を楽しませてくださった住職の花への愛情を窺うことができる。
梅雨のころのアジサイは趣があって美しい。特に、雨に濡れたアジサイと鐘楼堂の佇まいは日本画を観るようである。
花の見頃は今月下旬頃までか。 |
本堂 |
山門から本堂を望む |
本堂の周辺に鉢植えのアジサイが |
珍しい品種のアジサイ |
白壁に映えるアジサイ |
鐘楼堂の周辺に咲くアジサイ |
鐘楼堂@ |
鐘楼堂A |
深紅が鮮やかなアジサイ |
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