ぶらりと大寒に入った古代蓮の郷を観に行った。夜明けからカメラマンが集まる夏の古代蓮の最盛期には考えられない静けさである。
日の出まえの蓮沼は深閑として人っ子一人いない。丹念に三つある蓮沼を見て回った。気温もぐんと下って零度を割っている。
園路は降霜で真っ白に染まっている。枯れ蓮は平伏して無言だ。蓮沼には紅葉した水草が張り付いて不思議な世界を演出している。
朝日が昇ってくると彩る蓮沼がいろいろと演技しはじめる。シャッターチャンスが訪れる。夢中でシャッターを押し続ける。カメラマンが回りに数人集まってきた。それぞれの獲物をねらうハンターのようにシャッターを切り始めた。 |
冬の古代蓮の郷は静寂そのもの |
蓮沼は枯れ蓮が平伏して無言 |
漆黒の世界から光の曲線が |
水面を覆う水草が朝日に染まる |
氷の張った蓮沼には紅葉した水草が |
枯れ蓮の茎を朝日が照らす不思議な世界 |
枯れ蓮の平伏す中に朝日が射す |
蓮沼の彩が刻々と変化する |
氷面には枯れ蓮の造形が見られる |
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