1月12日(土)、17日(木)の二日間、写真仲間と冬枯れの武蔵丘陵森林公園で野外撮影を行った。二日とも天候に恵まれて汗ばむほどであった。
<枯芝の日につやつやと輝けり>
枯芝の上を歩いているとき、枯れていると思っていた芝がもう生き生きと力強く春を迎えている様をみて、拙い句が出来あがった。
森林公園と言えば、花木、草花がイメージとしては浮かんでくるが、今の季節は不思議な情景が観られる。
問題意識さえ持って歩いていると、犬も歩けば棒に当たるではないが、気がかりな被写体が見つかる。
写真撮影で、人が見過ごしている被写体を自分なりに発見して作品化した時の喜びはカメラマンにとって格別である。何故だろうか?人真似ではない作品だからである。何も上手い下手は考えることはない。観てくれる人たちが評価するのである。
撮影する人は、何を撮るのか?そのことだけに集中して撮影を楽しめばよいのではなかろうか。結果は後から付いてくるのである。
おおいに日曜写真家を楽しもう。
12日には、NHKで放映していた「シモバシラ」に出会う。
シモバシラという名の草は、シソ科の多年草で、9月から10月頃、白い長穂状の花を咲かせる。今頃になって茎は枯れるが、枯れてもなお地中の水を吸いあげるのか、吸いあげた水が茎のまわりににじみでて霜を結び、花のような形になる。
17日は、過日の大雪で、あちこちに残雪があり、枯れ葉色に包まれた園内はこれまでとは異なった風景が見られた。特に冬の沼の辺に佇んで、
じ〜っと見つめていると刻が止まってしまう。沼はいろいろな造形を見せてくれる。 |
シモバシラ
ベンチの変貌
吊り橋の影
枯薄も風情あり
変身したお花畑
銀箔を張ったお花畑
沼の水面も薄氷に覆われる
何に見えますか?
これは何でしょうか?
沼の水面はキャンバス@
沼の水面はキャンバスA
沼の水面はキャンバスB
沼の水面はキャンバスC
モネも描きそうな?
雪と落葉が描く沼
沼の水面は不思議
雪は魔法使いでしょうか?お花畑が変身
沼の水面に青空が抜ける
氷の造形も見せてくれる水面
枯芝と残雪の縞模様
残雪がまだまだ溶けそうにない
裸木の芽吹き
好奇心も度が過ぎると |
|