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第69号 ほんのりと桃色に染まる里山
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3月26日(火)と30日(土)の二日間、写真仲間と東秩父町の大内沢花桃の郷と鉢形城の江戸彼岸の撮影に行く。晴天と小雨模様の霧という対照的な天候の二日であった。
<晴天の花桃の郷>
3月26日は、朝から好天に恵まれ、多少は昨夜来の強風が残っていたが、大内沢花桃の郷に着いた時点では風も治まった。真っ青な大空を背景に咲き競う花桃は素晴らしい景観を見せてくれる。 |
なだらかな斜面を朱色に染める花桃
花桃と菜の花の共演も
サンシュユの彼方には熊谷の街並みが
深紅の花桃は青空がお似合いだ
いつも気になる風景だ |
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<鉢形城の一本桜>
鉢形城周辺には寄居町の天然記念物に指定されている推定樹齢150年のエドヒガンと樹齢は不詳であるがスリムな少女の様なエドヒガンがある。この日は運よく満開寸前の花姿を観ることができた。背景の青空には縦に雲が走り、変化のある空模様であった。印象的な写真にはなくてはならない雲の形。 |
スリムなエドヒガンと湧き立つ雲
樹枝の美しい 樹齢150年のエドヒガン |
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<霧中の花桃の郷>
3月30日、熊谷を出る頃は、小雨が今にも降りそうな空模様だった。大内沢花桃の郷に着く頃には、里山は霧に包まれてしまった。
霧の中の花桃の郷は初めての経験である。背景の煩雑さを消してくれる霧は魔法使いの様だ。予想外の花風景に躍る心を押さえながら撮影に入る。写真仲間は誰も言葉を発しない。黙々と撮影に専念していた。 |
花桃の先の山道が白い一筋にみえる
霧に烟る里山の家々
濃い霧に包まれた里山
霧中の白い花桃は清楚だ
霧に濡れる里山の花風景
花桃の枝は出荷されたのか?
麓の近く、霧が消えると花桃は鮮明な色彩に |
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