8月27日(火)、昨夜来の雨が少し残ったが、何時もの写真仲間4人で栃木市出流町にある坂東札所十七番の出流山満願寺の秋海棠を撮影に行く。
満願寺に着く頃まで小雨が時々パラついていた。寺の裏山も雲を纏っていたが、すぐに晴れ渡り絶好の撮影日和となった。本堂付近に群生している秋海棠は夜来の雨を含んで生き生きと輝いていた。
秋海棠は、「大和本草」によると、「寛永年中、中華より初めて長崎に来る。それ以前は本邦になし、色海棠に似たり、故に名づく云々」とある。
高さ50センチくらいで、日陰を好む。葉はちょっとゆがんだ卵形で先が尖っている。淡紅色の小さい花を咲かせる。
15年くらい前になるが、取材のために栃木県下の花の名所を撮影して回ったが、満願寺の秋海棠も撮影している。写友達が本殿の周辺で撮影しているとき、奥之院周辺に秋海棠が群落していたことを思い出して、1.5キロの山道を登ってみた。途中、聖天堂付近まで行くと、秋海棠の花が殆ど見当たらなくなった。標高差があるので開花が遅れているのだろう。10日後位になれば群落美がみられそうだ。止む無く下山した。 |
山 門
本 殿
本殿周辺の秋海棠
奥之院へ上り階段
川にこぼれ落ちるように咲く秋海棠
木漏れ日が秋海棠の風情を誘う
木漏れ日のスポットライトを浴びて
川底の赤い色と秋海棠の競演
木漏れ日が射すと、川底は黒石と赤の不思議な情景を醸し出す
小さな滝壺も魅力的だ
水飛沫が描く滝壺 |
午前8時頃から11時半ごろまで撮影に夢中になっていた3人の写友も、朝が早かったため、空腹を感じたようだ。
車中で蕎麦が話題になっていた、出流町で一番美味しいと噂されている名店「いずるや」に入って昼食をとる。この店が美味しいと言うのは、インターネットで、Sさんが調べ上げていた。
お品書きに書いてあった、一升と五合が注文の際に議論になったが、お店の方の説明で、ボリュームがありそうなので、五合を二笊と野菜の天麩羅を二つ注文して4人で仲良く食べる。写友位の年頃?になると、撮影も楽しいが、撮影地で地産の美味しい食べ物を頂くのも楽しみの一つである。 |
|