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フラワーさん
2006年12月28日更新 →バックナンバー

第21回 深谷花フェスタと
      花園フラワーショー



 今回は、花園フラワーショーを取り巻く環境について。花園フラワーショーの所在地・新深谷市とは、一体どんな街なのか。また、深谷市内で開催されている“深谷花フェスタ”と花園フラワーショーの関係をご紹介致します。 


花園フラワーショー所在地・新深谷市って?
花園フラワーショー所在地・新深谷市って?

 2006年1月1日をもって、新深谷市として歩み始めた花園町。旧花園町は、岡部町・川本町・花園町・深谷市との合併により、人口約15万人、面積13.758haである新深谷市の一員となりました。
 深谷市は、東京都心から電車で約1時間半、埼玉県北部に位置します。深谷駅を降りると、印象的なのは、東京駅そっくりのレンガ作りの駅舎でしょう。東京駅の駅舎は、日本でもレンガ・瓦の生産地として名高い深谷市で生産されたレンガを使用しています。こういった経緯で、折角の地場の産物を使用しない手はない…、とJR深谷駅の駅舎は、再建築の際、東京駅をモデルにリニューアルされました。また、面積の約半分は、田畑である深谷市は、ネギをはじめとする農産物や、チューリップやユリに見られる花の生産物についても、全国でトップクラスの生産率を誇っています。



深谷オープンガーデン花仲間の遠心力
深谷オープンガーデン花仲間の遠心力

 振り返れば、2004年「ガーデンシティふかや」宣言をした深谷市が、“オープンガーデン”というイベントを市内で開催するようになり、花園フラワーショーとうまく開催時期が重なる為、お互いの催しを楽しんで頂けるタイアップイベントという形でご協力頂くようになりました。
 深谷市で開催される“オープンガーデン”は、“深谷オープンガーデン花仲間”のメンバーの方が、自分の庭を広く一般の方に公開し、花と緑の楽しみを伝える、という活動です。この花仲間の集まりは、ガーデニング歴の長かったメンバーの方が、園芸に興味を持った方にお声を掛けて、少しずつ仲間を増やしながらオープンガーデンにとどまらず、花と緑に関するボランティア活動もやっています。まさに、等身大の自分が、等身大の誰かに声を掛けたとき、その波は、“自分にもできるかも…。”とジャンプアップするきっかけになったのだろう、と思います。少しのさざ波が、又、引き寄せる力を秘めて人から人へ伝わっていく。この波は、予想以上の広がりを見せ、今や“深谷オープンガーデン花仲間”の活動は、2006年全国花のまちづくりコンクール 花のまちづくり大賞(国土建設大臣賞)を受賞するまでになりました。



2つのイベントを繋ぐ人 〜吉野 美由紀さんの活動。
2つのイベントを繋ぐ人 〜吉野 美由紀さんの活動。

  この深谷オープンガーデン花仲間の活動をしながら、第9回花園フラワーショーに出展して下さった方がいました。主婦である吉野 美由紀さんです。吉野さんは、4/29,30の「深谷花フェスタ」開催中に、オープンガーデナーとして、自宅のお庭を公開する、という慌しい日程の中、花園フラワーショーにも挑戦して下さった方です。自分のお庭で育てた植物を花園フラワーショー・ガーデニングコンテストの作品にも使っていらっしゃいました。花園フラワーショーという空間に、あたかもその場で育ってきたかのような作品を作りたい!との想いが強かった…、とのことで誰よりも早く会場入りし、黙々と、又、楽しげにお庭作りに励んでいらっしゃいました。ご自分で育てた…、というオダマキの花は、抜けるように白く、凛として咲いている姿に胸を打たれたことをよく覚えています。それは、吉野さんらしい清々しさに、私自身が感じ入ったからに他なりません。



手作りの未来。そして、次回を繋ぐ人達へ。
手作りの未来。そして、次回を繋ぐ人達へ。

 吉野さんから伺ったお話で印象的だったこと。そう、あれは、“Handmade future〜手作りの未来”、そして、“夢”について吉野さんにお伺いしたときのこと。
 「庭は、終わりなき夢です。そして、自分の手で作り上げていくことの大切さを感じる」と。穏やかにきっぱりとしたお言葉を頂きました。また、こう仰っていたのも忘れ難い。「社会や、環境という大きなくくりから考えると、あまりに大きな事柄に埋もれそうになるけれど、まずは、何事も足元から。できることからはじめたい」、と。うんうん。…確かに。1人1人が自分のできる可能性に少しでも気づけたとき、その微弱な力は、また1人の人に伝わって呼び水にもなるかもしれない。大きな波を呼び起こすかもしれない。世の中は、大きく変化したりはしないけれど、積み上げし弱い魔法の方が効くことはあるかもしれない。それが、ひいては、限りない可能性を呼んでしまうことも、ありえるかもしれない。


 さて、1/31まで、あと1ヶ月余り。花園フラワーショー・ガーデニングコンテストの募集〆切日となります。出展を迷っている方へ。吉野さんから、メッセージを預かりました。
 「学生さんや主婦の方をはじめ、アマチュアの方は、プロの方に混ざってコンテスト出展に挑戦することに怖気づくことがあるかもしれないけれど、私は、一歩踏み出すことで出会いが広がりました。そして、それは、花園フラワーショーに出展したことで得られた財産です。」
ガーデニングコンテストに挑戦し、作品作りを経験した人ならでは…、の励ましのエールがどうか届きますように。花園フラワーショーへのご応募、心よりお待ちしております。
尚、画像は、吉野さんの出展作品“緑のパワー”です。

【お問合せ】
花園フラワーショー実行委員会
048-584-6922

ガーデンシティ深谷推進室HP
全国花のまちづくりコンクール受賞模様



取材日:2006年12月20日/取材記者:フラワー



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