3月 ヒマラヤユキノシタ |
「ヒマラヤユキノシタ」。名前から高山植物みたいですが、寒さ暑さにも強く、病害虫にも強い花です。放っておいても毎年開花するたくましさからか、大きすぎて邪魔な葉のためか、人気は低め。しかし、その花は、ピンクの小さな花のヒガンサクラにも似ています。名前のヒマラヤというイメージが、石や岩のそばで咲く姿でしょうか。小さな脇役の花ですが、木や踏み石の脇に植えて楽しんだり、鉢植えでも大丈夫です。
ところで、不思議なのがその名前です。図鑑などを見るとユキノシタ科の草花ですが、自生するユキノシタと共通点が見出せないのです。 |
4月 サクラ |
4月の花の定番であるサクラをなぜ取り上げるかと聞かれると、答えに窮します。熊谷市を代表する花ですから、説明も省略します。
自分の家の庭で、「桜咲く 喧騒もなし 独り占め」(私の駄句)できるからでしょう。
「ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな 村上鬼城」 |
5月 モッコウバラ |
5月はバラの季節。「バラは楽しみだけど管理が大変、特にトゲが苦手」という人が多いはずです。中国南部原産の、「モッコウバラ(木香薔薇)」は、つる性で棘がなく育て易く、病害虫にも強い品種です。
なんといっても棘がない点は、人気の重要ポイント、その上常緑なので、フェンス仕立てをすれば、短期間で美しい目隠しもできます。道路沿いのフェンスや玄関入り口のアーチ仕立てを最近良く見かけます。
黄色の花が多いのですが、白花もあります。特に白花は芳香もあり、楽しみが増します。
「木香にあすの雨知る匂いかな 山口草堂」 |
6月 青いバラ |
今月もバラになってしまいました。このところ「青いばら」の話題が少ないようですが、2003年でしたか、写真の花「ラプソデー・イン・ブルー」が結構話題になっていました。
ばらの名前は、作出者の思いが込められているのですが、花と名前が気に入っています。次々と花を付け、色も形も目を引く存在になっています。
「これはなんという名前ですか?」と、訪れた人は尋ねられます。
「ラプソデー・イン・ブルー」という名ですよと応えると、何か納得した顔をします。
そして次ぐ年が「ミスティーパープル」という名の青いばらです。
2005、2006年と青いバラは、どんなのが出たのか、気が付きませんでした。今年は、どんな花が出るか楽しみです。 |
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