会場入り口
会場は黒須植物園?上尾の市内にあることを知りませんでした。
「植物園」?
「黒須植物園」は会社の名前「株式会社黒須植物園」でした。
造園を主とする会社の所有地を会場にし、
主催者は「ボタニカルミュージアム2011実行委員会」です。
既に10年前から開催されているということでした。情報不足を反省。
立派な屋敷門で受付。会場内は出品者の作家の方に案内をしていただきました。
作品「ウソ800×2」 作家名 イナエ・ケケ
竹林の中に作られた作品。
「どこに作品はあるの?」「割り箸を使ってサークルを作った物です」
落葉した地面に確かに「割り箸」が挿してありました。
作品集(受付で頂戴した冊子)の解説を読み、なるほどと納得。
800膳の割り箸で、本数は1600本を使用。
作品「食宇空間 menu.07 曹達浴場」 作家名 木方彩乃
木立の中に麻布を敷き、その上に蚊帳を張った空間。
キャンプに行った時に、こんな空間はあったかも。
「中に入って体感してください」と声を掛けられたので、蚊帳の中にもぐりこみました。
「曹達浴場」の意味は、バスタブ状に土が掘ってあり、横たわるとひんやり。
この中で、ソーダ水を1本頂く。なるほど!
作品「目を閉じて」 作家名 藤田博史
土の凹凸が古代住居跡のよう。作家の思いがなんーとなく分かったようでした。
作品「陰影礼讃2011」 作家名 齊藤佐江
純白の布が僅かな高低差を付けて四角状に張られている。
4面が遠近感を出し、かつ木漏れ日が射していて、作品名の陰影礼讃を実感しました。 |
紹介したのは4作品ですが、12名の作家の作品が会場内に展示されていました。
主催者の言葉。
「植物に囲まれた自然の中の美術館。それがボタニカルミュージアムです。
植木屋さんに大事に育てられている、種類や大きさもさまざまな樹木の中で、作品が訪れる人を待っています。変化していく空や木々のささやき、落ち葉を踏みしめる感触、風の匂いなどを感じながら現代美術の声を聞いてみませんか?見る人によって聞こえる言葉はきっと違います。」 |
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