毛越寺浄土庭園(パンフレットより)
「大泉ヶ池を中心とする浄土庭園は、日本最古の作庭書「作庭記」の思想や技法を伝える池庭で、背景の塔山とともに自然を象徴する景観をもって仏堂を荘厳し浄らかな仏の世界を作り出している。」
浄土式庭園(浄土庭園)は、平安時代から鎌倉時代にかけて築造された日本庭園の形式で、仏教の浄土思想を受け、極楽浄土の世界を再現しようと寺院建築物の前に園池が広がる形をとっています。
代表例が毛越寺浄土庭園です。 |
築山
訪れた日は薄っすらと雪が積もり、池と堂宇跡の境界が分からず、池の広さが把握できませんでした。この築山は、本堂を参拝し、南大門跡から池を左回りに進んですぐ見ることが出来ます。 |
遣水
平安時代の作庭を技法を見ることの出来る遺構です。谷川を流れ下り、平野を流れる川の姿を表現し、作庭記に記された水切り、水越しなどの技法が使われているとのこと。う〜ん。チョット分かりませんでした。写真は緩やかな流れになった平野部でしょうか。
☆作庭記 日本で最初の造庭秘伝書。寝殿造の邸宅に付属する庭園の作り方について説いたもの。平安中期、橘俊綱(1028〜1094)の著か。 |
州浜
海岸の砂州を表現し、やわらかい曲線で入江を形作り、荒磯の風情を岩で表現している出島と対照させた景観を作り出しているものです。
イングリッシュガーデンは、イギリスの自然風景を取り入れて作り出した庭です。日本の自然風景を取り入れた日本庭園から学ぶべきことが沢山あることの反省に立って、書いてみたいと思っています。 |
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