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オープンガーデン花友遊くまがや
2013年9月23日更新 →バックナンバー
今回の知恵

壁面を利用したつるバラ中心の庭



壁面を利用したつるバラ中心の庭


 木材でパーゴラや棚をつくったり、イレクターパイプを組んでアーチや棚をつくったりして、限られた空間をうまく活用し、つるバラを這わせているお庭です。 
 すべてご主人の手づくりで、遊び心のある演出が随所に見られます。


森一郎、澄子garden

 壁面を利用したバラを中心とした庭でありますが、宿根草やラベンダーなどもうまく配置し、立体的でしかも色彩豊かな庭です。

―<連続する木材で作ったバラの園>―
 建物東側の連続する木材で作ったバラの園を紹介します。
 長いパーゴラには左側から「ロココ」、「ジェストランド・フェリー」と続き、ゆったりと枝を伸ばし全体を覆っています。そよ風に揺れる姿は優雅な気持ちにさせ、心和ませてくれます。
 ピンクで小花の「イエスタデー」がアクセントになっていますね。
 このバラの先には、イレクターパイプで組んだアーチや棚があり、コーネリアやポールズヒマラヤンムスクなどが絡み、建物東側から北の庭へと連続したバラの花が私たちを迎えるウエルカムガーデンとなっており、それは見事なものです。

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つるバラが絡んだバラの園

―<高低差や色彩を生かした植栽>―
 高低差や色彩のコントラスを生かした植栽の紹介です。
 「パンジー」、「ベニバナアマレット」、「レースフラワー」と高低差をつけ、明るい色彩で、上品な空間になっています。
 風に揺れる姿が美しい草花を組み合わせたり、赤と白のコントラストを考えたりするなど創意工夫しています。

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風に揺れる姿を楽しむ庭

―<限られた空間を有効活用>―
 続いて、限られた空間も有効に活用した例の紹介です。
 写真1の「ジェストランド・フェリー」の下の極狭空間をノースポール、白やピンクなど色とりどりのリナリアを群生させ、コンクリートの硬さを和らげた花いっぱいの通路となっています。1、2種類でも群生させるとボーダーガーデン風になりとてもいい感じになりますね。

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限られた空間もきれいに演出

―<ボリューム感を演出>―
 高低差を生かし、ボリューム感を演出した庭の紹介です。
 手づくりの緑の木塀と黄色の「ゴールデンシャワーズ」のコントラストがとても素敵です。上中下とバランスよく植栽し、ボリューム感を出しています。
 一番手前と奥でこんもりとしているのはまだ花が咲いていませんが、穂先の長い種類のラベンダーです。咲くときれいでしょうね。
 ラベンダーは甘くてやさしい香りがあり、精神をリラックスさせてくれます。
 毎年、お友達とおしゃべりをしながらラベンダースティックをつくり、玄関、居間や車の中などに置いて香りも楽しまれているそうです。

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高低差を生かした植栽

―<コンテナガーデン>―
 最後にコンテナガーデンコーナーを紹介します。
 ミニばら、わすれなぐさ、イベリスなどの鉢植えを置いて庭の一角にコンテナガーデンコーナーがつくってありました。ここでも背景の富士山をイメージした緑の板塀が草花を引き立てています。
 高低差、鉢の大小、色彩など巧みに構成されており、しばし足を止め、草花に親しむ憩いの場となっております。

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コンテナガーデンコーナー

 ちょっとした空間も工夫次第で立派な景ができるなと感銘をいたしました。
 また、庭づくりのハード面、ソフト面をご夫婦でバランスよく協力し合い、色彩豊かな空間づくりを楽しまれておりました。


(写真提供 熊谷市石原297 森一郎・澄子様宅の庭)


作成日:2013年9月23日/作成者:なべさん


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