待乳山聖天本龍院門前
待乳山聖天は、東京都台東区浅草7-4-1にあります。浅草駅から隅田川沿いの墨田公園内を散策しながら、12、3分です。
門前で、人力車から降りる若い2人の女性。車夫は若い男性。女性を案内する車夫の声を聞きながら、後ろに付いて石段を上がりました。
「ここの聖天さまは、どんなお願い事も叶えてくれます!」
参拝者に若い人たちが多いのに驚きました。浅草観光めぐりのコースに入っているからなのでしょうか。
二股大根の紋の入った提灯
境内には、「大根と巾着」の紋章が各所に使われています。寺の栞によると「大根は人間の深い迷いの心、瞋(難しい字です。いかりと読みます)の毒を表すといわれており、大根を供えることにより聖天さまがこの体の毒を洗い清めてくださいます」とあります。
1月7日には「大根まつり」が行われます。
巾着型の水鉢
紋章だけではなく、このような水鉢も巾着型になっています。大根と同じく寺の栞では、「巾着は財宝で商売繁盛を表し、聖天さまの信仰のご利益の大きいことを示されたものです」とあります。
インターネットで調べてみましたら、生駒の聖天さま(最も参拝者の多い聖天さま)も大根と巾着はシンボルマークになっていました。また、大根まつりも行われています。
なぜか妻沼聖天さま境内には、垂れ幕に1箇所さりげなく染めこまれていましたが、それ以外は大根と巾着のマークは見つけることが出ませんでした。
なぜ、聖天さまは大根と巾着なのか?じっくり調べてみましょう。
妻沼は野菜の産地です。おいしい大根が採れますから、大根を使ったお祭りは楽しいかもしれませんね。こんな勝手なことを言うとお叱りを受けるかもしれませんが。
○秋の行事ご案内
1. 妻沼聖天山秋季大祭 10月18日(火)、19日(水)
*奉納相撲、武州天野流太鼓ほか(18日)、
柴燈大護摩、火渡り式ほか(19日)
昨年の秋季大祭(平成22年10月18日撮影)
2. 第9回熊谷妻沼手づくり市 10月22日(土)、23日(日)
会場 妻沼聖天山境内、周辺商店街
3. 第4回ニャオざねまつり 10月23日(日)
会場 妻沼さくら公園ほか |