妻沼聖天山に関係の深い、2つの神社の初午祭を見学してきました。
初午祭は稲荷神社の祭礼で、2月の最初の午の日に行われる祭事です。なぜ、2月の最初の午の日かというと、京都伏見稲荷大社の祭神が、稲荷山の三ヶ峰に降臨したのが、和銅4年(711)2月の初午の日だったからと伝えられています。
平安時代の頃から、初午の稲荷詣りが広く庶民の間にも盛んになって、全国各地の稲荷神社で春の祭事として行われてきました。
ただ、興味を引くことは、神道の稲荷信仰と神仏習合した形で引き継がれている稲荷信仰があることです。
今回は両方の初午祭を取り上げてみました。
●白髪神社(高岡稲荷神社)
白髪神社(高岡稲荷神社)の初午祭は、3月3日に行われました。まだ、冷たい風が吹く中で、地区(熊谷市妻沼東岡)の役員さんが準備を始めていました。
旧暦では今年の初午祭は、3月17日が該当しています。それぞれ、地域の都合で、日程を定めているようで、ここは3月の最初の日曜日でした。 |