乳がん講演の度に必ずみなさまにお伝えする事柄があります。
それは検診に行く病院、ドクターを選んでほしいということです。
私は自らのしこりに気づき、最初に行った病院で「乳腺が発達しているだけ」と「しこり」を見落とされ、それでもどうしても不安で次に「がん拠点病院」に行きました。
しかし、今度は「しこりはあるけど良性」といわれ、その半年後に「悪性に変わりました」といわれました。
そこからセカンドオピニオンで行った病院で「悪性腫瘍」と診断が確定されました。
自らしこりに気づいてから7か月後のことでした。
初めから「悪性」と判っていれば、手術法、治療法、薬物療法、それらに伴うリスク、さらには治療費用も随分違っていたはずです。
みなさんには同じ思いをしてほしくありません。
病院選びやドクター選び、そして、それらの情報をいかに知っているかが重要だと思います。
乳がん検診のマンモグラフィ読影医にはA、B、C、Dランクがあります。
Aランクのドクターでないと10%の見落としがあると聞いています。
日本には「マンモグラフィ検診精度管理中央委員会」というのがあります。
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マンモグラフィ検診精度管理中央委員会HP Top page
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『検診マンモグラフィ読影認定医師リスト』をクリックしてください。
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このように日本地図が示され、都道府県別にクリックするとAランクドクターの名前がずらっと一覧で拝見できます。さらにその横にドクターの勤務する病院のHPがリンクされています。
-------------------------【以下は概要抜粋】------------------------
精中委は、1995年以降、厚生省(現厚生労働省)がん研究助成金研究班で検討されたマンモグラフィ検診の精度管理システムを実践したものであり、その業務は、検診の精度管理について検討し、その管理運営を行なうことを目的としています。
1997年11月、日本乳癌検診学会理事会において設置されました。
精中委の構成は、日本乳癌検診学会が中心となり、関連6学会(日本乳癌検診学会、日本乳癌学会、日本産婦人科学会、日本医学放射線学会、日本放射線技術学会、日本医学物理学会)から推薦された委員より成り立っており、本委員会には教育研修委員会、施設画像評価委員会、マンモグラム・レビュー委員会の小委員会が設置されています。
教育研修委員会は、医師・技師に対して診断精度を一定に保つための教育研修を目的にマンモグラフィ講習会を開催している。医師にはマンモグラム読影試験のみ、診療放射線技師には読影試験のほかにマンモグラフイの基礎・撮影技術・品質管理・撮影機器についての筆記試験を行い、一定の基準に従って評価を行い、試験成績認定証を発行しています。
(試験評価判明)
試験評価A、Bの人を検診マンモグラフィ読影医師または撮影診療放射線技師・医師と認定する。
B以下の人でランクアップ希望者は6ヶ月以上の研修・研鑽を積んだ後、ランクアップ試験を受験する
こちらはブレストサービス
セカンドオピニオンを探すときの参考になります。 |