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権田酒造 |
市内唯一の蔵元、「権田酒造」さんにおじゃましました。
「熊谷」と聞いて「酒蔵」をイメージする人はいないと思いますが、荒川と利根川が最接近する場所にある熊谷は、伏流水が豊富なうえ米どころであり交通も至便なため、酒造りには適地なのだそうです。また、県内には36の蔵元と46の銘柄があり、生産量も全国8位と、意外にも埼玉は日本有数の酒どころでもあったのです。そして近江、新潟、地元の3系統があり、「権田酒造」さんは近江の流れを汲んでいます。 |
店舗(正面から) |
店舗(斜めから) |
同社は三ヶ尻地区の閑静な場所にあり、大正8年(1919年)に建てられたという趣ある店舗(兼住居)は文化財に推す声もあったほど。同じく趣のある隣家と相まって、この一角はまるで時が止まったかのようです。 |
給水塔と煙突が目を引きます |
タイムスリップしたような風景 |
六代目社長の権田清志さん |
埼玉の酒造りの歴史について丁寧に教えてくださった社長さん。熊谷をアピールすることにも熱心で、人の集まる酒蔵をめざし様々なイベントを手がけています。
酒蔵内での「フォークコンサート」や「きき酒会」、「落語会」を実施しているほか、事前に連絡すれば酒蔵見学にも応じるそうです。 |
酒蔵ライブ ’99の様子 |
また、大変な社交家で数々の市民活動にも参加しており、10月1日(日)には熊谷会館で物産展とコンサートを兼ねたイベントも行うとのことです。そこで社長さんからPR。
「元ふきのとう・山木康世さん、フォークギターの神様・石川鷹彦さん、フォークの女神・小林啓子さんらが出演されます。是非みなさん来てください」。
詳細は後日、同社のホームページに掲載されます。
権田酒造ホームページ |
そして、酒蔵見学もさせていただきました。
細かい工程や作業風景などはホームページを見ていただくとして、この日は酒蔵らしい風景、「仕込みタンク」と「圧搾機(あっさくき)」を写真に収めました。同社では純米酒と本醸造に地元産の米を使っているそうで、「直実」の名を冠した各種商品を柱に、初代より受け継ぐ「清太喜(きよたき)」等を製造・販売しています。
なお、酒類の多様化により、全国の清酒消費量は昭和47年当時の半分にまで落ち込んでしまい、酒蔵も随分減ったのだそうです。 |
仕込みタンクがずらりと並ぶ |
槽掛け(ふながけ)を行う圧搾機 |
<マメ知識>
純米酒: 米と米麹(こめこうじ)と水だけで造った清酒
本醸造: 醸造用アルコールを少量使用し、糖類を使用しない清酒
槽掛け: 発酵させたもろみを「槽」(ふね)と呼ばれるしぼり器で圧搾し、
原酒と酒粕に分けること |
<感想>
日ごろ飲むばかりで清酒の知識に疎かった私にとって、今回の取材はいい勉強になりました。行動派の社長さんと気さくな奥さんと、そして若いスタッフの方々がこれからも、市内唯一の酒蔵を守り、そして発展していかれることでしょう。 |
お出かけ隊員募集!
一緒にお出かけできる仲間を募集します。
あちこちへ出かけ、観光、グルメ、遊びを楽しみましょう。
基本的に熊谷発着で、「千客万来」「旅日記」の取材を兼ねます。
禁煙に協力できる20歳以上の人(上限なし)が対象です。
興味のある人は、お名前、年齢、簡単な自己紹介を添えて
下記までご連絡を!
お出かけ隊・入り口 |
権田酒造 株式会社 |
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埼玉県熊谷市
大字三ヶ尻1491 |
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048-532-3611 |
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8:30〜17:30 |
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日曜日
(月曜日は購買のみ営業) |
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地図を見る |
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■道案内 |
国道140号バイパスを寄居方面に向かい、武体の信号を右折し600m程進んだら三ヶ尻郵便局前の信号を左折。250m程進んだら右折し、100m程進むと左手にあります。 |
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くまがやねっとでは、千客万来に掲載いただけるお店を募集しています。あなたのおすすめのお店を教えて下さい。応募したい方は、以下のボタンからメールでご投稿ください。その際、氏名を必ず表記して下さい。
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