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中家堂 |
中家堂といえば、軍配煎餅(正式には大軍配・小軍配)ですが、何故この形になったかご存知ですか?簡単に言うと、形は中家堂の『中』を図案化したもので、軍配煎餅という名前の由来は、煎餅の形が軍配に似ていたからだそうです。 |
4代目 中村重郎さん |
慶応2年(1866年)から続く中家堂。4代目の中村重郎さんにお話を伺いました。
「当初は、総合的なお菓子屋としてカステラのような、釜もののお菓子。おまんじゅう等の蒸し物のお菓子等も扱っていました。
今のように軍配煎餅等の商品を揃えるようになったのは、3代目から。」と言います。
今、地域でとれた生産物を地域で消費する“地産地消”の重要性が見直されていますが、先代は100年も前から地産地消に着眼していたそうです。「熊谷市は過去50年以上の間、埼玉県内第一位の小麦の生産量を誇っています。この小麦を用いた粉を使えないかと、色々と考え煎餅にたどりつきました。」と話されました。 |
外観 |
主な商品は、以下の通りです。
大軍配・・・・・・・・1袋 63円
小軍配・・・・・・・・1袋 63円
軍配もなか・・・・ 1個 84円
軍配らくがん・・・ 6袋入り 1890円
軍配あめ・・・・・・ 1袋 315円
中家堂羊羹・・・大納言 630円
〃 ・・・栗羊羹 840円(季節限定)
商品の詳細やセットなどはHPからどうぞ。
大軍配と小軍配は大きさも違いますが、食感も違います。大軍配はパリパリした食感、小軍配はサックリとしています。大軍配は、材料に入っている水を蒸発させることでパリパリとした食感をだしています。
小軍配は卵の味を十二分に引き出しています。 |
店内 |
期間・数量限定で栗羊羹を販売しています。(例年11月頃〜4月頃)。丸ごと大きな栗が入っています。生栗を一粒一粒剥く為、数量限定となります。栗の本来の味がお楽しみいただけます。
「時代の流れには抗しきれない。流れに反抗しちゃダメなんだよ。」と中村さん。地に足をしっかりつけた堅実な商売。創業142年という歳月の中に言葉以上の説得力を持ちます。 |
石灯篭 |
昭和20年8月14日、終戦の前日に熊谷空襲があったことは多くの方がご存知だと思いますが、ここにその爆撃の爪あとが残る石灯籠があることはあまり知られていないのではないでしょうか。中村さんに、「これだけは載せてください」と、言われた石灯籠は、高さ約3,5m。中家堂の駐車場にあります。この灯籠は創業当初からお店のシンボルでしたが、空襲でバラバラになってしまいました。紆余曲折を経て平成8年に灯籠が戻ってきました。再建した部分もありますが、歴史の刻まれた石灯篭、一見の価値ありです。 |
取材日:2008年11月4日/取材記者:みいちゃん |
中家堂 |
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9時〜19時 |
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熊谷市本町2丁目60番地 |
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048-527-1001 |
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■道案内 |
くまがや館から、東京電力の北側の道路を市役所通りへ約300m進む。市役所通りに出たら左折し、約150m進んだ左側にあります。 |
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