緑の広場
うちわのタイル
2羽のアヒル
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[出発]
まずは駅前の通りとぶつかる場所から出発。川のすぐ脇の歩道を歩いてみた。木と川に挟まれた、ちょうどよいスペースは自然と歩みをゆっくりにさせた。横には、ほんの小さな柵があるだけである。そのことがさらに、川を身近に感じさせてくれて、水音が体に伝わってくるようであった。
[ベンチ]
交差点の所々にはベンチがあり、そして、所々に人が休んでいた。本を読む人、ただ座っている人。どの人も通りすぎる人や車は気にしていない。その人の時が流れているようだ。邪魔をしてはいけないので脇をするりと通り抜けた。
[道路のうちわタイル]
熊谷のうちわ祭は盛大だ。今まで気づかなかったが、道にはうちわを型どってタイルがはめられていた。見ていると祭りの音が聞こえてくるようで、お祭り広場での人混みや灯りが思いだされ、次の夏が待ち遠しくなった。
[最後]
真っすぐに星川を歩くと星渓園の裏に行きあたった。しかし調べてみると、星川の源流は星渓園ではなく、その先にある六堰首工であった。幹線用水路としての役割を果たしているそうだ。あらためて、人々の生活の一部であることを感じた。
[アヒル]
思いがけず、アヒルとカモに遭遇した。川に作られた小屋で、主のように泳いでいた。今まで知らなかったかわいい主達は、見つめる私をよそに、静かに川面を見つめていた。
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