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今回の知恵 熊谷の名所巡り〜熊谷探索隊出動〜

第2回 星川(ほしかわ) 2004年12月7日更新



星川(熊谷駅側より撮影)

 生活の一部となってしまっているものは、なかなか特別に思うことはないような気がする。“星川”といわれても、どこから流れてくるのか、どんな銅像があったのか知らないことに気がついた。いつもは目的地への通過点でしかない星川を、あらためて目的地として歩いてみた。





緑の広場



うちわのタイル


2羽のアヒル
[出発]
 まずは駅前の通りとぶつかる場所から出発。川のすぐ脇の歩道を歩いてみた。木と川に挟まれた、ちょうどよいスペースは自然と歩みをゆっくりにさせた。横には、ほんの小さな柵があるだけである。そのことがさらに、川を身近に感じさせてくれて、水音が体に伝わってくるようであった。

[ベンチ]
 交差点の所々にはベンチがあり、そして、所々に人が休んでいた。本を読む人、ただ座っている人。どの人も通りすぎる人や車は気にしていない。その人の時が流れているようだ。邪魔をしてはいけないので脇をするりと通り抜けた。

[道路のうちわタイル]
 熊谷のうちわ祭は盛大だ。今まで気づかなかったが、道にはうちわを型どってタイルがはめられていた。見ていると祭りの音が聞こえてくるようで、お祭り広場での人混みや灯りが思いだされ、次の夏が待ち遠しくなった。

[最後]
 真っすぐに星川を歩くと星渓園の裏に行きあたった。しかし調べてみると、星川の源流は星渓園ではなく、その先にある六堰首工であった。幹線用水路としての役割を果たしているそうだ。あらためて、人々の生活の一部であることを感じた。

[アヒル]
 思いがけず、アヒルとカモに遭遇した。川に作られた小屋で、主のように泳いでいた。今まで知らなかったかわいい主達は、見つめる私をよそに、静かに川面を見つめていた。

取材日:2004年11月15日/取材記者:Y.U


星川(ほしかわ)

JR高崎線 熊谷駅 北口より徒歩2分
地図を見る

■インフォメーション
毎年8月16日に、空襲で犠牲になった人々の霊を慰めるために市内を流れる星川でとうろう流しが行われています。


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