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熊谷人物伝 |
第13回 原田 勇雅さん (はらだ ゆうや) |
2006年9月16日更新
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原田勇雅さん |
熊谷市出身のバリトン歌手、原田勇雅さん。西小、富士見中、熊谷高校を経て、東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。高校在学中に第53全日本学生音楽コンクール声楽部門(高校の部)東京大会入選。日本クラシック音楽コンクール声楽部門(高校の部)全国大会入選。第58回全日本学生音楽コンクール(大学・一般の部)東京大会第1位、同全国大会第1位。同時に都築音楽賞、日本放送協会賞を受賞。“第1回熊谷市ガラコンサート”や彩の国まごころ国体関連事業“ミュージックフェスティバル特別演奏会”等のほか、今春には熊谷市より顕彰されました。
現在、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程に在籍中。 |
藝大でのオペラ公演 |
音楽を始めるきっかけ
父親は甲子園に出場し今は監督、兄はコーチという野球一家に育った原田さん。高校1年生までは陸上部に所属していました。しかし、怪我のリハビリ期間に音楽の先生に誘われたのがきっかけで音楽を始めるようになりました。小さい頃から音楽の英才教育を受けていなかったのでその分、新しい刺激に惹かれたそうです。
漠然と藝大に行きたいと考え、高校3年生からピアノを始め、入試で弾くピアノが始めて人前で演奏するピアノ。頭が真っ白になり、「又、来年いらっしゃい」と言われ浪人することに。浪人は暗く捉えがちですが、「浪人の間、自分でしたい勉強ができると思えて嬉しかった。まずは土台をつくらなきゃ。」と考えられたそうです。 |
リサイタル |
多くの出会いに助けられて今がある
先生や友人との出会いに恵まれました。1年の浪人期間を経て見事、藝大に合格しました。学生生活では、「藝大の学生は小さい頃から音楽に携わっている人が多いが、そんなに引け目を感じることもないんだな。自分の道を行けばいいんだ。小さい時からピアノやバイオリンなどやっていなくても音楽の道に進むことはできる」と感じたそうです。 |
これからは・・・
これからの目標を伺うと、「プレイヤーとしてクラシックに興味がない人にも好きになってもらえるようにアプローチしたいです。“音楽”という要素が、熊谷の街の魅力の一つになって、熊谷の発展の一端を担うことができたら嬉しいです。音楽を通じて若者からお年寄りまで、みんなが交流できたら、と思います。」とお話してくださいました。 |
取材日:2006年7月14日/取材記者:みいちゃん |
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