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熊谷人物伝
第44回 太田 泰弘さん(おおたやすひろ)
2008年4月10日更新
太田 泰弘さん
今回ご紹介するのは、植物研究者の太田泰弘さんです。
昭和2年に横浜に生まれ、横浜の大学を卒業し、神奈川県の植物研究、学校教育に長い間携わってきました。
熊谷に越してきたのは、今から15年前。熊谷市内のみならず、埼玉県全域を調べ、埼玉県植物誌(1998年版)を分担執筆されました。現在、埼玉県レッドデータブックの理事、高山植物の案内・指導、小中学校の植物教育をされています。
左:埼玉県レッドデータブック2005
右:1998年版 埼玉県植物誌
植物に興味をもったのは
太田さんは、太田道灌の直系17代目の末裔であり、父はシカゴ大卒。父親が毎週日曜日にケーキを焼いてくれたのが影響し、太田さんのお菓子作りの腕前は、フランスの国立の製菓学校で研修を受けるほど。そんな太田さんが植物に興味を持ったのは子供の頃でした。お兄さんが農林省(現・農林水産省)に勤めており、標本採集を手伝ったことがきっかけで、植物を摘んだり香りを楽しむようになりました。
草木染め作品展(八木橋百貨店にて)
金魚草
学校教育
植物の知識を生かし、草木染め教室の講師もしています。生徒は約20名。その中から独り立ちした方もいます。
子供への教育もしており、小学校では、特別な花壇を増やしています。特別な花壇というのは、子どもが楽しんで遊べるもの。金魚草やおじぎ草など動くものや、こすると食べ物の香りがするものを植えています。ルッコラはゴマの香りがするそうです。大人でも楽しめそうですね。
高山植物の案内後作成する冊子。
参加者に配布。
これから
「県内で、レッドデータブック記載種の未発見の地域があると思うので、その分布域を見つけ出すこと。学校教育の自然教育の範囲を広げていきたい。」と目標をお話し、続いて「外来植物が多く入ってきているので、日本の植物がどんどん絶滅してきています。更に、環境の悪化も進んでいます。動植物の絶滅は、人間の絶滅につながっていく。」とこれからを危惧されました。
取材日:2008年2月18日/取材記者:みいちゃん
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