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熊谷人物伝

第52回　萩原　みかさん（はぎわらみか）

2008年8月11日更新

萩原みかさん

プロフィール
　今回は熊谷市出身のソプラノ歌手、萩原みかさんをご紹介します。萩原さんは東京音楽大学声楽演奏家コースを卒業。第63回読売新人演奏会に出演。同大学大学院修了後、オーストリア国立モーツァルテウム音楽院オペラ科修士課程修了。平成13年度文化庁インターンシップ研修員。『魔笛』などのオペラに出演する他、『第九』『メサイア』などソリストとしても日本・東アジア・ヨーロッパで活躍を続ける。また日本・ドイツの歌曲でのコンサート活動も精力的に展開。2002、2004年リサイタルを開催。1999年フィナーレ・リグレ国際コンクール第3位（イタリア）。第12、14回奏楽堂日本歌曲コンクール奨励賞など多くの賞を受賞。小山貞子、成田絵智子、中沢桂、（故）Ｒ・クノール各氏に師事。現在、二期会会員。東京室内歌劇場会員。（社）日本演奏連盟会員。東京音楽大学、同付属高等学校、大宮光陵高等学校音楽科各非常勤講師。

2008年
さくらめいと開館10周年記念ガラコンサート

音楽を始めたのは？
　小学生の頃、中学の部活訪問をした時に、音楽部が催すオペレッタ『くるみ割り人形』を観て感動し、その美しいハーモニーに触れたことが、音楽を始めるきっかけとなりました。
　入部してからは、練習練習の日々で大変なこともありましたが、ＮＨＫ・ＴＢＳの合唱コンクールに埼玉県代表として全国大会出場など、様々な貴重な体験を通して、アンサンブルの楽しさを学び、多くの名曲に触れたりと、とても充実していました。

新設された音楽科のある高校へ進学
　「将来、歌ったり、演技をしたりして人に喜んでもらえる仕事に就きたい、早くから専門的に音楽を学びたい」と思い、新設された大宮光陵高校　音楽科に進学しました。「入学してからは、週のうち11時間もある音楽学科の充実したカリュキュラムで、高校3年間、本格的に音楽を学びました。第一期生ということもあり、先生と生徒が一緒になって学校を作りあげていこうという良い雰囲気・恵まれた環境の中で学ぶことができました。」と当時を振り返りました。

2005年　ソプラノリサイタル
ｉｎ東松山市民文化センター

音楽の魅力
　「私の歌や演技を見たお客さんが、喜んでくれているのをみた時はやっぱり嬉しいです。また、素晴らしい師匠との出会い、コンサートで知り合った共演者等、色々な出会いを経験することができたのも音楽のおかげだと思います。」と萩原さんは話します。

生誕250周年
ＭＯＺＡＲＴ記念演奏会

萩原みかさん　コンサート開催
・　くまがや館ギャラリーにて、９月１３日コンサートを開催します。
　　詳細はこちらからどうぞ（ＰＤＦ：793KB）。
・　地元、熊谷で初めてのソロリサイタルを開催します。
　　２００８年１０月１３日　熊谷文化創造館さくらめいとにて。
　　詳細はこちらからどうぞ。

これからの目標
　堅苦しい、敷居が高いなどのイメージがあり、どうしても身構えてしまいがちなクラシック音楽。萩原さんは、「もっと身近でわかりやすい内容のプログラムで、お客様と素敵な時間を共有できる雰囲気の演奏会を目指しています。また、日本の歌や民話を大切にし、日本音楽の素晴らしさを海外へ発信していきたいです。」と話します。後進の指導については、「自分が舞台で体得したこと、留学を通して学んだ音楽文化などを、伝授していきたいと思います。」とお話してくださいました。

取材日：2008年7月13日／取材記者：みいちゃん

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