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熊谷人物伝

第56回重竹　淳一さん（しげたけじゅんいち）

2008年10月11日更新

中央ステージで笛を演奏する重竹大総代

　今回ご紹介するのは、2008年のうちわ祭で大総代を務めた重竹淳一さんです。重竹さんは市役所通りにある重竹歯科の歯医者さんです。重竹さんは、小学5年生でおはやし会に入りました。現在、お囃子会は高校を卒業すると祇園会に再入会して続けますが、当時はまだそのルールがなく祇園会に入会することなくお囃子も続けていました。その腕前を、うちわ祭最終日の全町によるお囃子合わせの中央ステージで披露されました。こういう演出は過去の大総代ではなかったそうで、観賞していた私も感動しました。
　歯科医として過ごす傍ら、（社）熊谷市歯科医師会副会長、
埼玉県歯科医師会代議員、宮町第二自治会会長　保護司、
熊谷市立富士見中学校評議員など様々な活動をしています。

八坂神社行宮前にて、ご家族と。

大総代って？
　第壱本町区、第弐本町区、筑波区、銀座区、弥生町区、荒川区、鎌倉区、仲町区の8ヶ町が、持ち回りで『年番』を受け持ち、『年番』の町の中で大総代が選ばれます。大総代は、簡単に言うと、その年のお祭りを仕切る最高責任者です。
　重竹さんは、「精神的支柱は“不易流行”。スローガンに“見て・観て・魅せて”。お客様には見学、観光、参加することから
うちわ祭を体験してもらいたい。運営側はすべての催しにお客様を魅了する気概を持ってもらう。」という理念を持ち大総代を務めました。

うちわ祭　最終日

大総代としての取り組み
重竹さんは、これだけの催しを企画実施されました。
・　うちわ祭・DE・パフォーマンス
・　うちわ祭・DE・クリーンアップ/護美山車
・　ウェルフェアエリア
・　うちわ祭お囃子体験コーナー
・　山車・屋台展示
・　パーク&ライド
・　巡行祭ｋｃｃ実況放送
・　全町地囃子合わせ
・　うちわ祭事務局の新設
　お祭を終え、「市民の皆様の共感、協力を得て、今年も無事故に終了しました。うちわ祭りには“歴史、地域、人を繋げる力がある”これが実感です。」とお話されました。

年番札とともに

これからの目標を伺いました
　「祭りにはのべ70万もの人が訪れるという。しかしながら、そのメイン会場となる市街地はまた一軒一軒と商店が消えていく。祭りで発揮される熊谷人のパワーを今度はどこで発揮したらよいかを皆が感じ、考えてほしい。
　これだけのＩＴ社会になりました。うちわ祭を愛する皆さん一人一人が“うちわ祭応援大使”になって全世界にＰＲしてください。」
と重竹さん。うちわ祭の持つ力を熊谷の未来に活かしましょう！
　来年のうちわ祭は、7月20（祝日）、21（火）、22日（水）に開催します。皆さん、是非お越し下さい。公式ＨＰはこちらからどうぞ。

取材日：2008年9月3日／取材記者：みいちゃん

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