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熊谷人物伝
第62回 中里 吉伽さん(なかざとよしか)
2009年1月12日更新
中里吉伽さん
熊谷市「あすねっと」文化ホールにて
プロフィール
今回ご紹介するのは、ソロ・アンサンブル・オーケストラ等で全国各地の演奏会に多数出演されている、中里吉伽さんです。中里さんは、幼少よりピアノを学び、ハープは20歳からの遅いスタートながらダブルアクションハープ、レバーハープなど三種類の大きさのハープを演奏。ジャパンユースオーケストラヨーロッパツアーに招聘され、ウイーン・プラハ・セゴビアの三都市で演奏しました。
フルート奏者
松樹加寿子氏
と結成4年目のデュオ『EnsembleMANA(アンサンブルマナ)』では絵画やバレエとのコラボレーションコンサートや、親子コンサート、県内10ヵ所でのツアー公演など、コミュニケーションを大切にしたコンサートを開催。また病院や介護施設、幼稚園・小中学校での演奏にも力を入れています。現在、日本ハープ協会会員、山野ミュージックサロン川越ハープ講師を務めています。
34本弦のレバーハープです
ハープを始めたきっかけ
中里さんは、子供のころから音楽が大好きで、ずっとピアノを習っていました。音楽をより専門的に学びたいと、音楽科のある高校のピアノ科に進学。その後、数々の偶然が重なって、ハープ奏者を養成する試みをしていた音楽短大で、まったくの“0”からハープを学ぶことのできる機会に恵まれたことがハープとの出会いであり、始めたきっかけでした。ハープは、直接指先で弦に触れて音を奏でます。始めた当初、音に奏者の体温・ぬくもりが伝わっていくのを感じ衝撃を受けたそうです。「実際の体温と共に心の温度も奏者の想いも伝わりやすい楽器で、祈祷や呪術に使われていたというのが、本当によくわかります。」と中里さんは話します。
加須市「パストラルかぞ」ホールにて
くまがや館でコンサートを開催します
2009年1月31日(土)にくまがや館でハープコンサートを開催します。詳細は
こちらからどうぞ
。ご希望の方はくまがや館(048-521-4625)へお問い合わせ下さい。
ハープというと、どういうイメージが浮かびますか?中里さんにハープとはどういう楽器かを尋ねてみました。
「小型や中型のレバーハープは、胴が空洞になっていて共鳴箱の役割をしていますが、その他は長さの違う弦が張ってあるだけ
というとてもシンプルな楽器です。音の高さを変える為の半音装置のレバーが上部にあって、手動で操作します。
大型のグランドハープは、高さ190pで運搬にひと苦労です。別名ダブルアクションハープといい、こちらの半音装置は足元にある7本ものペダルです。両足で7本のペダルを操作しながら演奏しているので、優雅に見える上半身に対して、下半身は『水鳥が水面下で水をかく姿』に似ています。足さばきが重要なんですよ。コンサートでは、こんなお話を披露すると、足元に視線が集中しちゃうんです(笑)みなさまのハープに対するイメージを損ねちゃいそうですね(笑)」(中里さん)
小学校での演奏
ハープの魅力
「魅力は余韻の長さ・豊かさにある気がします。一音の余韻に聴き入っていくと、心身の緊張がゆるんで、呼吸や精神状態が調和した状態になっていくのがわかります。私自身もその心地よさにいつも助けられています。他にも、まだまだ未知の効力があるような気がしてワクワクしながら模索中です。」とお話してくださいました。
取材日:2008年12月11日/取材記者:みいちゃん
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