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今回の知恵 熊谷人物伝

第73回 入江 悠さん(いりえゆう) 2009年6月25日更新


くまがやねっと 熊谷人物伝 入江悠さん
入江 悠さん
プロフィール
 今回は、深谷で育った映画監督・入江悠さんをご紹介します。
入江監督は1979年神奈川県に生まれ、3歳から19歳を深谷市で過ごしました。熊谷高校を卒業し日本大学芸術学部へ進学。
深谷市を舞台にした『SR サイタマノラッパー』が今年3月、
『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009』のオフシアター・コンペティション部門で見事グランプリを受賞しました。
 グランプリを受賞した入江さんは、「グランプリ受賞は予想外でした。映画祭では観客のみなさんが本当に映画を愛してくれて拍手喝采を受け、そっちのほうで十分に満足していました。賞はおまけみたいなものだと思っています。」と感想を話されました。
 映画の他に、展示映像・企業PR映像・CM等も撮られています。
詳しくは入江監督HP ノライヌフィルムからどうぞ。


くまがやねっと 熊谷人物伝 入江悠さん グランプリ受賞作品 『SR サイタマノラッパー』への想い
 映画『SRサイタマノラッパー』は埼玉のはずれでラッパーになりたい青年たちの話しです。
 入江さんが、はじめて『映画を作りたい』と思ったのは、10代後半。「その時の自分の想いをもういちど見つめなおしてみたい」と思い脚本を書きました。どうやって映画の世界に入っていけば良いか分からずに、悶々としていた自分の姿が映画の中の登場人物には反映されています。
 また、埼玉からの東京までの『心理的な距離感』も描こうと思って作りました。「近いようで遠い。その距離感はある意味で“夢への距離”でもあると思っています。あとは個人的にヒップホップ音楽が好きなので、映画のなかでラップというものを表現したいという夢もありました。」と『SRサイタマノラッパー』への想いをお話されました。

くまがやねっと 熊谷人物伝 入江悠さん 映画の世界に進もうと思ったのは?
 もともと映画が大好きだった入江さんが、映画の世界に入っていこうと決心したのは大学受験に失敗して浪人したときです。
 毎日、予備校にも通わず、映画館とレンタルビデオ屋に行ってました。そして、それまで志望していた国立大学の受験をやめて、大学で4年間映画のことを学ぼうと思い、日本大学芸術学部映画学科を受験しました。浪人時代に観た映画はおそらく1年で500本を超えているとのこと。「自分の将来が見えなくて暗かった浪人生活の中で、映画だけが唯一の希望」だったそうです。

目標
「『地元』という場所と、『夢への距離』ということにこだわって
『SRサイタマノラッパー』の次を作ってみたいです。できれば47都道府県全部で映画をシリーズ化してみたいです。」(入江監督)

くまがやねっと 熊谷人物伝 入江悠さん 深谷シネマで入江祭り開催!
7月11日(土)12日(日)、7月13日(月)〜18日(土)に『入江祭り』と題し、入江映画監督の作品を特別上映します。
〜上映作品〜
●『SR サイタマノラッパー』(08年日本/1時間20分)
●『入江悠監督短編集』(合計5本/1時間30分)
上映時間などは深谷シネマHPからどうぞ。
作品詳細については入江監督HP ノライヌフィルムからどうぞ。
※7/11(土)12(日)は『深谷七夕祭り』を開催中ですので、
 映画館周辺は交通規制があります。ご注意下さい。
舞台挨拶の日程はまだ未定ですが、入江監督の来場を予定しています。詳細は深谷シネマHPに掲載されます。



取材日:2009年6月11日/取材記者:みいちゃん
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