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今回の知恵 熊谷人物伝


●お二人の語る「くまがや館」ストーリー
 今回は熊谷人物伝 100回記念特別号をお送りします。登場いただいたのは、日頃くまがや館に尽力下さっている西田昌稔さんと田島伝さんです。縁もゆかりのないお二人の共通項は『写真』。お話を聞いていてこんなにも人と人が結びつくんだなあ!と実感しました。
                                                (ライター・司会 Ogawa)


第100回 記念号 対談
      西田昌稔 × 田島伝 
2010年9月14日更新


くまがやねっと 熊谷人物伝
西田昌稔氏
プロフィール
日本自然科学写真協会(SSP)、花の会会員、埼玉県美術家協会会員、全日本写真連盟
熊谷中央支部顧問、フラワーフォトクラブとんぼ主宰。
日本たばこ産業株式会社(JT)を定年退職後、ライフワークとして花の写真を撮り続け、
花の写真紀行作家として活躍。著書、写真掲載書籍多数あり。
JPS(日本写真家協会)展、二科会写真展などに入選のほか、各写真展、美術展に入賞。
田島伝氏
プロフィール
群馬県伊勢崎市境島村出身、現在は群馬県邑楽郡大泉町在住。
JFK(上州フォーカス研究会)に所属。
第45回記念 公募熊谷市美術展 埼玉県知事賞受賞。


司会:


田島:





西田:

本日は、お忙しいところありがとうございます。
早速ですが、くまがや館発足当時のことを聞かせて下さい。


この会社とは本業の内装業で30年来のお付き合い。実は、くまがや館の内装は、私が担当しました。そんな縁で、2階のギャラリーでは私がトップバッターで個展を開きました。5年前、まだまだ知られていない「くまがや館」でしたが、多くの来場者を迎え驚きました、と同時に良い思い出になりました。

私は、たまたま知人から写真展の案内を頂いて、初めてくまがや館を知りました。当時の館長が抱いておられたくまがや館の将来の構想について惹かれるものがありまして、いつの間にか深く関わるようになりました。
 くまがやねっと 熊谷人物伝


くまがやねっと 熊谷人物伝
司会:

田島:




司会:


西田:

お二人には、色々な役を務めていただいていますね。

私はくまがや館のギャラリーで展示会、個展を開催した方たちの会
サロン・ド・つくばくんの委員長を務めています。作品を発表したら終わりではなく、横のつながりを持ち、何か地域に恩返しできたらと考えて取り組んでいます。

西田さんはくまがや館の活動のみならず、くまがやねっとでも1コーナー担当していますね。

私はくまがや館カルチャースクールうちわ祭写真コンクールの各委員長を務めていますが、名ばかりの委員長ですね(笑)。
くまがやねっとでは花紀行を担当させていただいています。51回目まできましたが、よく続きました。くまがやねっとの担当者にサポートされたお陰です。健康でリタイアできたこと、皆さんにご迷惑をおかけしたことなどを考え、恩返しのつもりで務めています。
       くまがやねっと 熊谷人物伝              くまがやねっと 熊谷人物伝
           西田氏の作品                         田島氏の作品
       ヤナギラン 尾瀬岩鞍 8月                       渋峠 11月
司会:

西田:


田島:

西田:
お二人のご協力はもちろんですが、くまがや館がここまで発展できた要因は何でしょうか?

多方面における活動の原動力となっているのは、その分野で活躍している有能な人材を活用した所にあるのではないでしょうか。

そうですね。くまがや館には様々な分野の人とのつながりがありますよね。くまがや館の宝は『人脈』ですよ。

それから、くまがや館のスタッフの力も大きいですね。情報を収集しながら、旧来の仕組みにとらわれないで人脈を構築されたことは他では見られないユニークさがあります。
司会:

田島:

西田:

それでは、最後にくまがや館の発展、くまがや館に期待すること、役割についてお聞かせ下さい。

今までと同じことをしていたのでは進歩がありません。新しい発想が求められますね。

市内の観光案内や周辺情報の発信基地としての役割は益々重要視されるのではないでしょうか。
その意味では内容の更なる充実ですね。
昨今は、企業の社会的責任(CSR Corporate Social Responsibility)に対する関心も高まっていますね。企業も今や本業をしっかりとするだけではなく、社会貢献活動を行って地域社会と多くの関りを持つことが望まれています。くまがや館の取り組みは、そういう観点からも評価されるべきではないかと思いますよ。くまがや館という舞台を市民に提供され、その舞台で夢が、活力が広がっていくことは、熊谷という街の活性化にも貢献していることですから、大きな意味での『共存共栄』ですね。カルチャーセラピー的な役割も益々期待されていくでしょうね。
☆対談を終えて
 退職後、持てるノウハウを惜しげもなく提供してきた西田さん。田島さんは現役でありながら、仕事と両立させて力を発揮してきました。修業・独立・そして社会参加。一つずつの力が掛け算で大きくなって、きっと写真の腕も上がったのでしょう。
 個人的な目標を伺うと西田さんは、「私はライフワークである花の撮影と、花の写真紀行作家として花のスポットを紹介していきたいです。また、写真俳句を更に深め、近い将来、個展を開きたいですね」。田島さんは、「これからも外へ出かけて感動を写真にしたい」とのこと。
 お二人に共通するさわやかさと軽々とした身のこなし。人間もそうですが、会社、あるいは地域、社会といったものも、その風通しの良さと柔軟さが大事なのでしょう。更なる発展が期待できそうです。




取材日:2010年8月27日/取材記者:Ogawa
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