木遣とは? 木遣は、今では祝い事などに歌われているのが多いですが、元々は作業歌であり、いつごろから現在に伝えられるようなものになったかは諸説あり定かではありません。いずれにしても、人の力を主体としていた時代に、重い木や石、あるいは網を曳いたり、上げたりする時に大勢のものが声を合わせ一斉に力を出すために歌ったものです。関東周辺の鳶職仲間で歌われている木遣は、建物の基礎の地形に真棒を足場の上から網で引きあげ落とす時に力を合わせるために歌ったものです。