骨折と言ってもポッキリ折れているだけでなく、いわゆるヒビだけのときには診断が難しいことがあります。
東急病院の整形外科に勤務したのが38歳の時で、整形外科と外科では扱う臓器もかなり違うため大変戸惑い、とても苦労しました。
次に精神科ですが、最初に書いたように心理学に興味があったこと、老人保健施設の施設長を経験した時に、認知症高齢者のケアがなかなかうまくいかずに非常に悩んだからです。
西熊谷病院の医局の先生方にご教授いただき、いろいろなことを教えていただきました。
<どのような医療を目指していらっしゃいますか>
ひとり一人の患者さんを全科的な視点で診る、つまり内科、外科、整形外科などの一分野ではなく、総合的な視点で診ていくことを目指しています。
西田クリニック院長である兄も、専門の脳神経外科はもちろん、総合診療を行える医師です。さらに東洋医学にも造詣が深く、西洋医学に漢方薬を併用しながら治療を行っています。兄の診療は見ていて、大変勉強になります。 |