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今回の知恵 熊谷人物伝

第156回 立正大学ラグビー部 女子チーム

2013年11月30日更新


 2016年のリオデジャネイロ五輪から7人制ラグビーが正式種目として決まり、2019年に日本で開催される『ラグビーワールドカップ』熊谷招致活動など、関心の高まるラグビー。
 今回は日本代表、女子7人制ラグビー(サクラセブンズ)代表選手4名が在籍する、『立正大学ラグビー部女子チーム』をご紹介します。

立正大学ラグビー部 女子チーム



熊谷人物伝
 立正大学ラグビー部は、2011年にラグビー部女子部員一期生となる三樹加奈選手の入学を期に女子の育成を始めました。
 2013年現在、8名の女子部員が在籍、立正大学女子チームとして活動しています。2013年7月にロシアで行われた初開催の7人制ラグビーユニバーシアードには立正大学女子チームから4名の部員が日本代表選手として参加しました。
 立正大学女子チームの指導には、立正大学ラグビー部監督(元日本代表)堀越正己氏、日本代表・女子ラグビー(サクラセブンズ)コーチ・宮崎善幸氏が当たっており、最適な環境で世界を目指して練習しています。
<7人制ラグビーに適した練習>
 ラグビーでは試合の最初のプレーでゲームの流れをつかむことが大切なため、試合開始時点から集中してプレーに臨む必要があります。7人制は14分(7分ハーフ)の試合時間のため、練習は短時間で集中して行うメニューが組まれています。
 1日の練習を朝・昼・夕方に分け、1時間×3回とし、朝はランニングなど『体力強化』練習、昼はウエイトトレーニングによる『筋力強化』練習、夕方はパスの基本練習など反復練習を中心とした『技術向上』練習を行うことで個人の強さを高める7人制ラグビーに適した練習を行っています。

熊谷人物伝
基本のパス練習を丹念に行っていました。

熊谷人物伝
お互いの動き、位置を確認しながら連携プレー。

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1対1でディフェンスを抜く練習。

熊谷人物伝
臆することなく頭からボールに向かう選手たち。
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走りながら左右にパスを投げる練習。

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ボールを受けた直後にディフェンスの脇を走り抜けます。

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激しいぶつかり合いは迫力です。

熊谷人物伝
スピード&パワーのある2対2の練習。


<プレーヤーに求められること>
 選手達は試合開始直後のプレーで流れをつかむために集中して試合に臨みます。そのため判断力、技術、体力などのスキルや、一人ひとりのプレーヤーに求められる責任が大きくなります。外国人プレーヤーとの対戦では日本人の特徴を生かしたプレーや精神力の強さなど、求められるスキルも様々です。
 日本代表選手に選出されると、1年のうち約200日を日本代表でプレーし、約100日は大学の練習。加えて海外遠征に参加など、忙しいスケジュールとなります。与えられた場で最高のプレーをするためにも、世界を目指す選手たちにとって求められるものは多くなります。


立正大学女子チームキャプテン 三樹加奈選手にお話をお聞きしました。

インタビュアー(以下N):三樹さんがラグビーを始めたのはいつ頃ですか。
三樹加奈さん(以下三樹さん):
小学校6年生の時、学校でタグラグビーのチームを作ることになり、応募したのがラグビーを始めたきっかけす。兄弟がラグビーをしていたこともあり、中学校・高校共にラグビー部に入部してラグビーを続けてきました。

N:中学校・高校は女子ラグビー部で活動していたのですか。
三樹さん:
中学校・高校共に女子ラグビー部はありませんでした。そのため、ラグビー部で男子に混ざりプレーし、公式戦にも出場していました。

N:体格や体力面でも男子と共にプレーするのは大変ではありませんでしたか。
三樹さん:
皆さんによく聞かれますが、特別大変だと思ったことはありませんでした。

N:7人制ラグビーの楽しさと難しい点は何ですか。
三樹さん:7人制ラグビーは選手の動きが激しく、広い範囲でゲーム展開がされます。そのため7人全員
にトライのチャンスがあることが楽しさのひとつです。難しい点はプレー時間が短いため試合開始時点から集中してプレーできるコンディションをつくるのが難しいです。

N:これからの目標を教えてください。
三樹さん:
2016年リオデジャネイロ五輪へ出場しメダルを獲得できるプレーヤーになることを目標として、チーム皆で努力をしていきたいと思います。立正大学女子チームも皆さんに愛されるチームを目指して活動していきたいです。
熊谷人物伝
三樹選手にお願いして
パスの投げ方を教えていただきました。


<女子ラグビー普及>
 女子ラグビーが普及するためにも、日本代表チームが強くなることでメディアに触れることが多くなり、憧れの選手を見つけてラグビーを始める子供達が増えてほしいと考えています。そのためにも日本代表選手には今後のオリンピック、ワールドカップを頑張って戦ってもらい、2020年東京オリンピックを目指す選手の増加に繋げていきたいです。
熊谷人物伝
宮崎コーチ(左)、堀越監督(右)
<これからの目標>
 立正大学女子チーム全員が2016年のリオデジャネイロ五輪代表メンバーに選ばれるような世界に通用するプレーヤーの育成と、立正大学女子チームを世界一のクラブチームにすることが目標です。

<宮崎コーチより一言>
 ラグビーは自由なプレーが楽しめるスポーツで体格の違いも感じさせません。自由の中に人間を成長させる要素がたくさん詰まっています。ぜひ体験してみてください。


取材日:2013年10月10日/取材記者:なべさん
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