今回ご紹介させていただくのは、入間市にお住まいのA様です。
A様のお宅は、古材を再生し、約1年かけて完成したお宅です。
その古材はなんと、入間市指定文化財の旧黒須銀行が所有していた
質蔵に使用されていたものです。
蔵で使用されていた梁や大黒柱は圧巻です。
梁・吹き抜け
家を建てるに当たり、テーマにしたものは『旅館』だそうです。
寝室からすぐに行くことができるトイレ・洗面室・浴室。
竹の床や、2台並んだ洗面台、本当に旅行先で泊まる旅館のようでした。
タモの一枚板から、
洗面カウンターとダイニングテーブルが作られています。
寝室からトイレにつながる廊下
洗面室
それだけでなく、階段はカシとナラの一枚板を使用しており、
1枚1枚厚みも異なります。
階段の手すり受けは、鉄鋼関係の仕事をされているA様のお手製。
ご自分で作ったものも使って家を作り上げていけるなんて
うらやましいですね。
階段
手すり受け
物を購入する際には何でも、
ご自分の目で実際に見ていいと思ったものを選ぶというA様。
少し高くても、“ずっと使える・耐久性のあるもの”を選ぶそうです。
こういった考えをお持ちのA様だから、
このようにたくさんのこだわりの詰まった
素敵なお宅になったのだと思います。
今後はこの楽しみを息子さんにも味わって欲しいと
笑顔で話してくださいました。 |