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2010年10月16日更新 →バックナンバー
今回のテーマ 家の性能 1


今回は家の性能にまつわるお話しです。家の性能に関するお話しは「一年中快適に暮らせる家」の回に少し触れました。

性能の大切さ
家には家自体が持っている「性能」がありますが、日本では家の性能について考える習慣がありません。
ほとんどの方が「家の性能」と言われても、どの部分を指しているのか分からないのではないでしょうか。
家の性能とは、例えば「換気」や「蓄熱」・「気密」・「断熱」などのことを指すのです。


計画換気
家の性能のうち、換気に関するものの中に「計画換気」があります。
「計画換気」とは、新しい空気を入口(給気口)から取り込み、家の中を循環させて出口(排気口)から空気を出すシステムのことです。
家の中を空気が循環することで、汚れた空気が溜まることなく、常に新鮮な空気が家中を満たすことになります。
長期旅行など長い期間出かけた後に家に帰って玄関のドアを開けると、
どんよりした空気が家中で感じることはありませんか?これは家の中を
空気が循環していないことが原因です。

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                      計画換気イメージ

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        給気口(計画換気)                 排気口(計画換気)


蓄熱という考え方
「蓄熱」とは、家全体(柱・梁(はり)などの構造体や床・壁・天井などの仕上材、家具など)が熱を蓄えることによって、家の中を一定の温度に保つ性能です。
例えば、金属やプラスチックなどは「熱しやすく、冷めやすい」為に長い時間熱を蓄えることができませんが、自然の木であれば一度暖まると長時間に渡って熱を蓄えることが可能です。

また、最近では「蓄熱暖房機」と呼ばれる暖房器具も出てきました。
これは暖房機の中に入ったレンガを深夜の電力で暖めて、日中は暖まったレンガの熱で暖を取るタイプの暖房器具です。
分かりやすく言うと、「石焼き芋」に使われる石と一緒の考え方です。

蓄熱の性能が高い家では、冬でも裸足で床を歩けたり、夏でもエアコン一台で家中が涼しくなったり、結果的に省エネやECOといった効果が期待できます。

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蓄熱暖房機
 外からでは分かりませんが、中にはたくさんのレンガが入っています。
 日中は暖まったレンガの輻射熱で空気を汚さずにじんわり暖を取ることができます。


換気や蓄熱といった性能は、目に見えない「住み心地」という部分に大きく関わってきます。
次回は「気密」と「断熱」についてお話ししたいと思います。


※くまがやねっと「住まいの作り方教室」は、くまがや館カルチャースクール「住まいの作り方教室」及びくまがや館発行書籍「住まいを家学する」を基に編集しております。
くまがや館カルチャースクール
住まいの作り方教室(2010年7月〜12月スケジュール)」は毎月開催しております。
くまがや館発行書籍「住まいを家学する」はくまがや館にて取り扱っております。詳しくはくまがや館までお問い合わせください。


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取材記者:がくちゃん


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