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2011年2月18日更新 →バックナンバー
今回のテーマ

木の特徴A




「木の特徴A」
前回に引き続き木の特徴のお話しです。
今回は木の「耐久性」や「耐火性」などを中心にお話しします。


「木の家の強度は?」
家づくりを行なう際に家の強度は欠かせない要素の一つです。
島国である日本は非常に地震が多いため、日本人の家の強度に対する意識はとても高いと思います。
特に16年前に起きた阪神・淡路大震災では、亡くなった方の多くが建物の耐震性不足による倒壊で圧死や窒息死だったことからも非常に怖い問題です。

では肝心の木の強度はどうでしょうか?
木は鉄やコンクリートと違い樹種や産地、年数などで強度が大きく変わります。
その為、木の家をつくる会社ごとにこだわりを持って使用する木材を選んでいます。

また、木は比較の方法によってはコンクリートや鉄などより強いことも科学的に証明されています。
例えば引っ張りの強さを表す比強度で比較した場合、
ヒノキは「3160kg/cu」の強度があり、コンクリートの約3.5倍、鉄の約5.5倍の数値が出ています。

更に木の家は工法(※家の構造・工法・種類 ・  の回参照)によっても強度が変わる為、自分が家を建てたい会社がどんな工法を用いているのかをよく聞いてみるとよいでしょう。


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森の家北欧展示場 内観


「木の耐火性」
もうひとつが耐火性についての問題です。
よく「木の家は火に弱い」と言われますが、これも実は誤解があります。
木造の家が全焼した後、黒く焦げた柱や梁の骨組みだけが残っている光景を目にしたことはありませんか?
逆に鉄骨の家が全焼した後、骨組みが残っている光景を見たことがある方はあまりいないのではないでしょうか。
これは木と鉄が持つ性質の違いによるものなのです。

木材は約1300度で燃え始めますが、表面から約3cm燃えると表面に炭化層を作りその先はなかなか燃えなくなります。
仮に12cm四方の柱の場合、芯の部分6cmは周囲3cmの炭化層に守られることになります。
また、木は熱の伝導が低いため、芯の部分まではなかなか熱が伝わりません。
一方で鉄は熱が加わると一気に強度が落ちて崩れてしまいます。

こうした特性を知っているのか、火災の際に消防隊が救助活動をする場合も明確な違いが出ます。
木造の建物ではかなり粘って消火活動や建物内の救助活動を行ないますが、鉄骨の家では一瞬にして崩れてしまう恐れがある為、火中に飛び込むことはありません。

また、長野オリンピックで開会式を行なった「エムウェーブ」というメイン会場では、鉄骨の上に木材のカバーが貼られています。これは3cm以上の木材が耐火被覆になるためです。
この仕様でエムウェーブは「耐火建築物」となっています。


このような事からも木は皆さんが思っている以上に強度や耐火性に優れた素材なのです。

次回は「木の家が持つ魅力」についてお話ししたいと思います。


※くまがやねっと「住まいの作り方教室」は、くまがや館カルチャースクール「住まいの作り方教室」及びくまがや館発行書籍「住まいを家学する」を基に編集しております。
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くまがや館発行書籍「住まいを家学する」はくまがや館にて取り扱っております。詳しくはくまがや館までお問い合わせください。


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取材記者:がくちゃん


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