バターリャという町へ行きました。バターリャは、ポルトガル語で「戦い」という意味です。この辺りで、ポルトガルの命運をかけた戦いがありました。勝利を聖母マリアに感謝するために14世紀後半から2世紀以上もかけて、立派な修道院が建てられました。回廊も建物も素晴らしいですが、屋根の無い未完の礼拝堂があるということは、まだ出来上がっていないというのが正しいのでしょうか?世界遺産だそうです。 |
その後、中世の大学都市コインブラへ行きました。私の記憶の中のコインブラは、もっと土壁色の、いわゆる中世という感じの所を、大学をめざして、ずーっと、坂を上って行ったと思っていたのですが、今歩くと随分違うものです。丘の上の大学を中心にして、白壁の映える明るい景色が広がっていました。 |
今日の宿は、ポルト近郊のエスピーニョです。隣がカジノ、目の前がビーチのホテルに泊まりました。案内者は、久しぶりに帰路に着いたので我々日本人だけです。夕食は当然、海辺のレストラン。7時少し前に入って、生の魚貝類を目指したのですが、全然ありません。ちょっとがっかりです。一人は肉料理、私は魚貝のリゾットを頼みました。両方とも美味しくて、その上、量が半端じゃありません。リゾットなど、お鍋の中にまだ3,4皿分はありそうでした。
ついでにデザートもと、煮リンゴを頼むと、丸ごとを2個も載せようとしたので、慌てて一つだけにしてもらいました。帰る頃、美味しそうな魚貝が沢山届き始めました。こちらの夕食は、9時ころなので、それに合わせて入荷するようです。後で聞いたのですが、とても有名なレストランだったそうです。 |
翌日は、いよいよポルトです。ポルトも起伏の多い町で、大聖堂、教会、ボルサ宮などのある歴史地区は、世界遺産になっています。川から見上げると、川沿いに家がひしめき合って建っている感じです。
ポルトというと、やはりワインですよね。ドウロ川上流で作られ、ポルト港から出荷される特産のワインをポートワインと呼びます。
川沿いのレストランで食事をしながら、18世紀に大量にイングランドに輸出されたころには、随分川も賑わっていたのだろうと、昔に思いを馳せながら、飲めないワインを飲んでいました。 |
|