ホタル童謡公園 |
長野県辰野町へホタルを見に行きました。ここは、昔から『ゲンジボタル』の生息地として有名だったのですが、川の汚染などにより、ホタルのえさのカワニナが少なくなって、ホタルが減ってしまったのを、ホタルを採らないように呼びかけ、清流をつくって、カワニナを育てたところ、少しずつ数が増え、多い年には、一万匹以上のホタルが乱舞する日もあるそうです。 |
『ゲンジボタル』の一生ってご存知ですか? 6月下旬に1匹のメスが、500から1000個の卵を産み、幼虫、さなぎを経て、翌6月に成虫になります。生存日数はおよそ10日間です。一番良く見られるのは、6月中・下旬の風の無い、むし暑い夜8時から9時ころだそうです。
暗い中でのホタルの舞は、とても幽玄な感じがしました。 |
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半纏もホタル柄
ホタルの光
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辰野町の小野には、枝垂れ桜ならぬ『枝垂れ栗』の自生地があります。突然変異でできたのですが、国の天然記念物に指定されています。
生まれて初めて『枝垂れ栗』があるということを知りました。今の季節は、葉が生い茂っていてわかりづらいのですが、枯れ木をみると枝振りが良くわかります。盆栽を大きくしたような面白い形をしています。 |
枝垂れ栗(枯れ木)
枝垂れ栗 |
辰野町からさほど遠くない駒ヶ根にある天台宗の名刹『光前寺』には、『ヒカリゴケ』がありました。これは、とても貴重なコケだそうです。自分で光るわけではないのですが、レンズ状の細胞が光を反射して、エメラルド色に光って見えます。ちょっと感激です。ここは、鬱蒼とした杉木立、しだれ桜と巨木もたくさんあるのですが、白糸草、蓮華しょうまのような山野草も沢山ありました。
空気はおいしいし、本当に自然の豊かなところです。 |
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