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2009年4月20日更新

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第１２回桐

今回は、「桐」のお話です。

みなさんは、「桐」と言えば、
「桐タンス」を思い浮かべるでしょうか？
とても有名ですが、なぜ「タンス」に「桐」が良いのか？
そこには、「桐の不思議な力」を上手く活かした、理由があるのです。
そのあたりも交えて、「桐」の特徴をご紹介致します。

特徴

桐・サンプル

特徴
①　「膨らんで」守ります(^^)v
②　「虫」を寄せつけない！！
③　やわらかくて、夏さらさら、冬あたたか（＾ｕ＾）

それでは、一つ一つ、みてみましょう！！

①　「膨らんで」守ります(^^)v

「桐」は、「湿気（水分）は吸うが、内部に透さない」という
特性があります。
この特性を最大限に活かしているのが『桐タンス』です。
どんな効果があるのでしょうか？

◆「虫・カビ」から「衣類」を守る
・「桐が湿気を吸い膨張する」
　→　「隙間がなくなる」・・・・・・・・・・・・・・虫が入りにくい
　→　「余分な湿気を内部に透さない」・・カビが生えにくい

◆「火事」から「衣類」を守る
　火事の時、「桐タンスに水をかけろ」と言われています。なぜか？
・「桐が水分を吸い膨張する」
　→　「隙間がなくなる」　・・・・・・・・・・・・・熱や煙の侵入防ぐ
　→　「水を内部に透さない」・・・・・・・・・・衣類が濡れない

加えて、「桐」は、「燃えにくい」特性があります。
発火点が４２５℃なので、発火せずに表面が炭化してしまいます。
『桐タンス』は、このように「桐の不思議な力」を
上手く活かしているのです(^^)v

桐タンス

②　「虫」を寄せつけない！！

「桐」は、「虫」を寄せつけない、
「パウロニン・セサミン」という成分を含んでいます。
そのため、「ノミ・ダニ」などの虫がつきにくく、抗菌性に優れています。
また、「桐」は、「調湿性能」も持っており、結露を抑えるので、
「押入れ」や「クローゼット」の材料として、よく使われます。
また、「米びつ」としても人気が高いのです。
「衣類」も「お米」も「虫」から守ってくれますね(^O^)

クローゼット　　　　　　　　　　　　　　　　米びつ

③　やわらかくて、夏さらさら、冬あたたか（＾ｕ＾）

「桐」を触ると、「やわらかさ」が、すぐに分かります。
そして、その「やわらかさ」による、「肌ざわり」が最高です。
感触としては、「夏さらさら、冬あたたか」。
「素足」が気持ちいい(^O^)
その特性を活かし、「床材」や「下駄」としても活躍しています。
「やわらかい」ので「傷や、へこみ」も付きやすいですが、
復元力が高いので、「水とアイロン」で修復も可能ですよ。

床材

下駄

「大切なもの」を「守ってくれる」、桐。頼りになりますね(^O^)／

　　　　　　　　　　　　　　　　　⇒くまがやねっと　素敵なお家もご覧下さい。

取材記者：たに☆ヤン

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