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徒然歌人日記 原田勇雅
2007年9月22日更新 →バックナンバー
今回のテーマ A音楽界の記念イヤー
劇音楽《ペール・ギュント》(グリーグ)


もう九月
 皆さんこんにちは!原田勇雅です。
 9月に入っても相変わらず暑い日が続いていますが、お変わりありませんでしょうか。個人的には、乾燥する冬よりも、夏の方が歌いやすいような気がしています。



今年は…
くまがやねっと 原田勇雅 徒然歌人日記  さて、今年はノルウェーの作曲家、E.グリーグ(1843~1907)の没後百年ということで、世界中でグリーグの曲が演奏されています。
グリーグの作品中、もっとも有名なものは、同じくノルウェーの生んだ文豪H.イプセンの台本による劇音楽《ペール・ギュント》です。
うーん、聴いたことがないなあ、と思われるかもしれませんが、作品中の《朝》や、《山の魔王の宮殿にて》、《ソルヴェーグの歌》などは、きっとどこかで一度はであったことがある曲だと思います。(文章だと実際の曲をお伝えできないのがもどかしいのですが。。。)冒険好きな青年ペール・ギュントと、一途に彼を待ち続ける可憐な女性ソルヴェーグの物語です。
 僕自身も、8月にさくらめいとにてこの《ペール・ギュント》をテーマとしたコンサートを開催させて頂きました。グリーグの音楽は、北欧の叙情性とドラマティックな部分が一体となった、大変美しいものでした。



記念イヤー
くまがやねっと 原田勇雅 徒然歌人日記  つまり、今年は「グリーグイヤー」ということになるのですが、昨年は「モーツァルトイヤー」(生誕二百五十年)であり、「シューマンイヤー」(没後百五十年)でした。クラシック音楽の世界では「生誕○○年」、「没後○○年」、あるいは「初演から○○年」、「作曲家の誕生日」などを記念し、コンサートが企画されます。



作曲家の一例を挙げてみると、
J.S.バッハ     (1685~1750)     ヘンデル     (1685-1759)
ハイドン       (1732~1809)     モーツァルト   (1756~1791)
ベートーヴェン   (1770~1827)      ロッシーニ    (1792~1868)
シューベルト    (1797~1828)      メンデルスゾーン (1809~1847)
ショパン      (1810~1849)      シューマン     (1810~1856)
ワーグナー    (1813~1883)     ヴェルディ     (1813~1901)
ブラームス     (1833~1897)     ビゼー       (1838~1875)
チャイコフスキー (1840~1893)      グリーグ      (1843~1907)
リムスキー・コルサコフ (1844~1908)      フォーレ       (1845~1924)
プッチーニ     (1858~1924)       マーラー      (1860~1911)
ドビュッシー     (1862~1918)       ラヴェル      (1875~1937)
滝廉太郎      (1879~1903)       山田耕筰     (1886~1965)
くまがやねっと 原田勇雅 徒然歌人日記 などがあります。こうして見てみると、同い年の作曲家がいたり、歴史上の出来事と照らし合わせると、激動の時代を生きたことなどがしのばれます。
 さしあたって来年は、プッチーニなどにあたるようです。何か好きな曲をコンサートで聴きたいと思った場合、この記念イヤーを狙って聴くのも面白いかもしれません。
もちろん、名曲はいつ聴いても素晴らしいのですが。



ありがとうございました!
 また来月お会いいたしましょう。
ご感想やお便りは、こちらまでお願いいたします。


取材記者:原田勇雅


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