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あついぞイタリア |
皆様こんにちは!原田勇雅です。
暑い日が続きますがお変わりありませんでしょうか。うちわ祭りも近づき、熊谷が最もアツいシーズンがやって参りました。 |
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先日、イタリアに行く機会を得て、短い間でしたが各地を回って来ました。オペラを観たり、留学中の先輩や友人と再会し、学校見学のあと史跡やレストランを巡ったり(←本当に美味しいものばかりでした!)、勉強になったと同時に、濃密な時間を過ごさせて頂きました。
今回は滞在中に起きたエピソードを2つ、ご紹介します。 |
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声楽を学ぶものにとって、イタリアはいわば原点ともいうべき国です。滞在中、劇場でのオペラだけでなく、野外でのオペラを鑑賞するにあたり、楽しみな反面、気になっていたことがあります。
そのひとつが「はたして歌は届くのか」ということです。劇場と違い、2万人以上の動員数を誇る会場で、音楽がどのように聴こえるのかとても気になっていました。 |
さて結果は…疑問は吹き飛びました。十分に響きわたっていたのです。
会場の良さもあるかもしれませんが、音響以上にあの「声」は「歌」としてし
っかりとこちらに響いたのです。
なかなか言葉でいうのは難しいのですが、特に感じたのは、「歌(声)の色」
です。どの歌手の方も個性があり、それでいて王道を感じさせ、ああ、これ
を味わいたかったんだ、と納得しました。演目はヴェルディ作曲の《アイーダ》
で、バレエや大きなセットもありスペクタクルな舞台でした。カーテンコールで
はBravoの嵐、オーケストラとのアンサンブルも素晴らしかったです。 |
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あるレストランでのことでした。僕が生ハムやビステッカ(ステーキ)に夢中になっていると、たまたま隣に相席になったイタリア人男性が、「日本で和食を食べるならどこの地方が良いですか?」と投げかけてきたのです。
うーん、一口に和食と言っても地域によって違うし、これは困ったなと思い、「家で食べるのが一番美味しい!」と答えたところ(答えになっていませんが…)、男性はニヤリとして「イタリアも同じ」と返してくれたのでした。 |
和やかな何気ないやりとりですが、その中に何かお互いの生活の、本質的なものが根底にあるような気がしたひとときでした。
ちなみにそのお店は美味しいし、リーズナブルで大満足でした♪ |
また来月お会いしましょう!お便りは、こちらまでお願いいたします。 |
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