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第6回 やぐら葱 |
今回は、葉の先に苗ができる珍しい葱、やぐら葱を紹介します。
10年ほど前に秩父地区の農業改良普及員をしていた知人に秩父地方で通称 やぐら葱と呼ばれている葱を頂きました。 |
葱は一般的に種子を蒔いて、苗を作りますが、やぐら葱は、葉の先に出来た苗を土の上においたままでも発根し育成する珍しい葱です。 |
発根した苗を定植したり、又春・秋に株分けをして植付ける方法があります。ぶんけつが旺盛で大株になりますので、植巾10〜15cm、
深さ7〜8cmと浅植にしています。 |
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収穫は冬葱の根深葱が無くなる4〜11月と長期間収穫できます。
食味は大変美味で太さ8mm位、長さ50cm位と細く長いので味噌汁の具や薬味用として重宝に利用できます。 |
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やぐら葱は細いですが、一株でも本数が多いです。夏場などは傷みやすいので薄皮を削ぎ、適当に切り分けビニール袋に入れて冷蔵庫に保存すると長く利用できます。 |
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