|
私たちは、「障害のある人もない人も街で一緒に生きてゆく」上での重要なカギとして、「交通アクセス」につい
て考えています。
ひとつは、「障害のある人も含めて誰もが快適に移動できるようにする」という面での「交通アクセス」です。
ふたつめは、「障害のある人やない人も含め、生活や職業や年齢などさまざまに異なる人々が、互いに交わり・通い合う場としての交通を、大事にしていく」という面からの「交通アクセス」です。
いま、物理的なバリアは徐々に解消される方向に向かっているとしても、先に述べたラッシュアワーの状況に象徴されるような人間的なバリアーはたえず生み出されています。駅員さんや他の乗客とのすれちがいもよくありますし、もちろんそれをきっかけとした出会いもあります。私たちは、電車やバスでのそんなすれちがいを含む日常の出来事をみつめ直しながら、異なる立場の人間同士がどうやって一緒に生きてゆくのかを考えていきたいと思います。
1990年の最初の車椅子デモに参加した仲間が、埼玉でも全国統一行動に連帯しようと呼びかけ、1991年の12月に埼玉県交通アクセス統一行動の第一回の取り組みを浦和駅から大宮駅を中心におこないました。
〜交通アクセス埼玉実行委員会〜 |